ショーケースも終わり佳境に入ってくると、GATSBY STAGE、Xperia™ STAGEを勝ち抜いて、見事セミファイナルに駒を進めたKIDSとRIZEのバトルが繰り広げられた。この辺よりマス席に陣取った応援者の数も増えだし、国技館は10000人を越える歓声に包まれ始める。続くHIPHOP、BREAK、HOUSE、FREEESTYLEの4STYLESのセミファイナルが終わると、いよいよ日本一を決めるファイナルバトルへと突入していった。
＜KIDS＞
昨年度チャンピオンYumeki vs 東北代表の優弥。1ムーヴ目から冷静かつ的確なスキルを発揮するYumekiに対し、ロックダンスで応戦する優弥。
小さな体から繰り出されるPOPとバイヴスが会場の空気を虜にし、DANCE@LIVE KIDS 2014 優勝を優弥が勝ち取った。
＜RIZE＞
2013年準優勝クルー 駒澤大学 minority vs 超絶BREAKクルー なんちゃらFUNKバスターズ。
昨年苦渋の涙を飲んだ駒澤大学。なんちゃらFUNKバスターズのダイナミックなBREAKに対し、キレのあるダンスと息ぴったりのルーティーンで果敢に攻める。
東西枡席の応援団で会場が揺れた中、見事優勝を勝ち取ったのは悲願の初優勝 駒澤大学minorityであった。
＜HIPHOP＞
通算2度の優勝経験を持つCanDoo vs 悲願の初優勝を狙うYASS。
テクニックとスキルを存分に出し、責めるYASSに対しパッションとバイヴスを兼ね備えたCanDooのダンスが激突する。
互いに譲らぬ攻防だったが僅差にてCanDooが優勝を勝ち取り、見事3度目のチャンピオンに返り咲いた。
＜BREAK＞
日本が世界に誇るB-BOY TAISUKE vs 国内若手最強B-BOYの呼び声高いISSEI。
勝てば5度目の優勝となるTAISUKEに対し、前日予選優勝から勢いにノッたISSEIが挑んだこのバトル。
出し惜しみなく挑んだISSEIだったがチャンピオンの底力が一枚上手と見えたか。TAISUKEが5度目の優勝を勝ち取った。
＜HOUSE＞
前人未到の3連覇中 HIRO vs 2度目の優勝に返り咲くか金色の不死鳥 SHUHO。
巧みなフットワークとテクニック、ハイスキルなフロアを駆使しバトルを繰り広げたHIROとSHUHO。
絶対王者の壁は厚く、4度目の防衛を果たしHIROが優勝を勝ち取り、見事4連覇を達成した。
＜FREESTYLE＞
この日最後のバトルを飾ったのは、2012年度チャンピオンのWAPPER vs 2013年度ワールドチャンピンのIBUKI。
HIPHOPとPOPの使い分けに細かな音どりを見せるWAPPERに対し、スピードとキレのあるWAACKを主体としたダンスで応戦するIBUKI。
互いに譲れぬ想いを胸に挑む両者だったが、ベスト8でフランスのSALAHを制し勢いに乗ったWAPPER
を止める術はなく、見事優勝を勝ち取った。
1年間の予選を勝ち抜き、見事ファイナリストとなったバトラー達の饗宴 Xperia™ Presents DANCE@LIVE JAPAN FINAL 2014は10000人の大歓声が鳴り止まぬ中、盛大に幕を閉じた。此の先7月6日、優勝者達が挑戦するワールドカップの動向に注目したい。
