DANCE@PIECE

MASTERPIECE 2010

ZERO CONTEST FINAL GENERAL

WINNER ZETA

ZETA

ZERO CONTEST 最終予選 通過チームの「Aerstix side」は柔らかい体という個性を駆使した、独創的でアートな世界観を魅せるパフォーマンスで会場を脅かせた。GROUNDSOUL vol.29 優勝チームの「FLY Six B」は女性6人という人数の構成を上手に使い、華やかでファンキーなダンスで会場の空気を自分達に引き込んだ。GROUNDSOUL vol.28優勝チームの「DRAGON ROAD」は自らのHIPHOP STYLEを貫き、チームのHIPHOPの解釈をメインでみせるソロメインのパフォーマンスで押し切った。GROUNDSOUL vol.27優勝チームの「Rhyzhm Draft」はチームワーク、パフォーマンス性、そしてこのイベントへの意気込みが伝わる抜群の動きを見せオーディエンスに自分達のスタイルを伝えた。ZERO CONTST 2010 SPRING優勝の「ナルシスト」は2人ながらもJAZZなどのテクニックに加えてリフトなど、ストリートの要素以外をセンスよくミックスし優勝チームに迫った。そしてこの2010年のGENERAL部門を制したのはZERO CONTST 2010 AUTUMN優勝チームの「ZETA」。これからの日本のPOPPIN’シーンを背負う逸材の中枢として活躍し続ける東京と仙台をレペゼンする2人が作った凄まじい作品。テクニック、作品能力、音楽、構成、動きなどの全てにおいて本日参加したメンバーから一歩抜けだしており、2010年のMASTERPIECEの称号を手に入れた。


ZERO CONTEST FINAL KIDS

WINNER LUCIFER

LUCIFER

ZERO CONTEST 最終予選から2位通過チームの「東京★ガール」がクオリティーの高いMOVEに精密でエネルギッシュなパフォーマンスでコンテストの口火をきると、同じくZERO CONTEST 最終予選 1位通過チームの「Dolls」が予選同様に溢れ出すパッションを体一杯で表現し、3人でシンクロさせたパワフルなパフォーマンスを展開した。Birthday vol.19優勝チームの「BerangKat」はアフリカンなダンスと音楽にHOUSEやアクロバットの要素を詰め込んだスタイルで会場の空気を飲み込んだ。Birthday vol.17優勝チームの「★Bambi★」は小さい体から溢れ出す表現力とパワーで会場のオーディエンスを驚かせると終了後には会場から大きな拍手が上がった。
ZERO CONTST 2010 AUTUMN優勝の「JEWEL」は硬さと柔らかさ、激しさと滑らかさを自在に使い分けるテクニックと音楽表現、そしてキッズとは思えないHIPHOPの解釈をみせ審査員を唸らせた。しかしこの激戦を制したのはZERO CONTST 2010 SPRING優勝チームの「LUCIFER」。舞台からみなぎる気合と存在感で立ち上がりから全開で自分達の独特のHOUSEスタイルを展開していく。今までにみたことないようなクリエイティブなMOVE、今までとは違うニュアンスのHOUSEも取り入れながらも「LUCIFER」らしいパフォーマンス性の高いダンスで終始パワフルにみせきると断トツの得点を叩き出し2010年のMASTERPIECEの称号を手に入れた。


3on3 CREW BATTLE

WINNER ジョンナ・ジョアヨ

ジョンナ・ジョアヨ

第1試合「Beyond The Decade vs ガッデーム」のバトル。SORI、MOE、KYOKOのソロとルーティーンでチームワークで押す「Beyond The Decade」に対して世界レベルのテクニックを持つ「ガッデーム」がソロで押し軍配は「ガッデーム」に上がった。もう一方では「ジョンナ・ジョアヨ vs ネイトと野獣」というKITE以外がBBOYという熱い戦い。するとKITEもPOPの中にBREAKIN’を取り入れたクリエイティブなMOVEを即興で作り上げ会場をロックし「ネイトと野獣」を降した。そして2010年のMASTERPIECE 3on3 BATTLEの決勝はKITE、KATSUYA、TAISUKE、HIRO、YASS、TOSHIKIという日本トップレベルであり世界レベルでもある様々なジャンルの6人によって争われた。1st MOVE「ガッデーム」のYASSが精密なボディーコントロールで重たい音楽の質感を表現、対するKITEは細やかな音楽に合わせてクリエイティブなMOVEでお互いに会場を沸かせた。2nd MOVEはHIROが音楽と完全にリンクしながらもハイレベルなMOVEを連続で繰りだすと、KATSUYAもワールドレベルな難易度の高いMOVEをぎっしりと詰め込んだMOVEを決め両者ゆずらない。そしてFINAL MOVEは今年Red Bull Bc Oneに日本代表として参加しストリートダンス界の話題をさらったTAISUKEとTOSHIKIの2人の豪華すぎるバトルとなった。ハイレベルすぎるこのバトルを制したの
は「ジョンナ・ジョアヨ」だったがこのMASTERPIECEでしか見れないドリームマッチにオーディエンスは大興奮した!


笑-1 グランプリ

WINNER 川本卍CREW(デビル+ばい菌持ってる鳩+ALEX)

川本卍CREW

今年も命知らずの5チームがエントリー。1チーム目に登場したのは去年の覇者「カミジョウタケル」と、その仲良しチームである「マスヨシ」の2人。モノマネ?漫才?というきわどい内容でダンサーとは思えない内容で5分間を魅せきった。2チーム目の「裏ジャニーズJr.」は微妙な歌の吹き替えを入れて、それに合わせダンススキルを余すところなく無駄に使用したパフォーマンスをみせた。「パイレーツ・オブ・マチョビアン」はきわどい内容でお客さんを引かせておいてからの最後の怒涛の展開を見せ観客を一気に盛り上げた。「マチャミ」は歌としゃべりのパフォーマンスで会場のオーディエンスにアプローチ。そんな熱くも冷たくもあるこの戦いを制したのは「川本卍CREW」。なんと東京★キッズのMAIKOも巻き込みダンサーのあるあるシリーズでダンサーにしかわからないような笑いを展開。ダンサーとして現役で精力的に活躍するこのメンバーだがダンススキルを一切使わないという「川本卍CREW」の贅沢なパフォーマンスは年末ならではであった。


CHOREOGRAPHER CONTEST

WINNER HIT THE ROAD JACK (YOU)

HIT THE ROAD JACK

必要とされたのは『作品能力、センス』『テーマ性、エンターテイメント性』。審査員は音楽関係、舞台関係のストリートダンスシーンにはあまり馴染みのないメンバーを入れることにより、ストリートダンスのテクニックは見ないという内容が設けられたこのコンテスト。そこに参加したのは7チーム、その中でも審査員達の心を掴んだのは「wimes」による「Session」。ビートとメロディーのセッションというテーマで展開された作品は1人をビート、1人をメロディーとして展開される分かりやすくも2人のアイディアがふんだんに詰め込まれたテーマ性に優れた作品だった。また「こはる」による「Hart beat」はキッズ達の表現力で恋愛、心臓、赤と白をテーマとした作品をエンターテインメント性、センスに溢れる作品に仕上げた。また「NOBU」による「内面美容」の斬新さとクリエイティブな展開はテーマ性とエンターテインメント性に富んでおり、得点では優勝チームと並んでいた。そして2010年のCHOREOGRAPHER作品として審査員が選んだのは「YOU」による作品「HIT THE ROAD JACK」。ミュージカルのような観客をワクワクさせるような演出を随所に演出し黒と白で構成されたシカゴをモチーフにした衣装、「HIT THE ROAD JACK」というレイ・チャールズの音楽をメインに使いながらもメドレー的に繋がっていく音楽。大人数で構成される綿密なルーティーンは現在のストリートダンスシーンの枠を飛び越えたエンターメインメント性溢れる作品となった。