早乙女太一×チームラボ [吉例] 新春特別公演「龍と牡丹」-剣舞/影絵-で有名なあのチームラボが今回新たに挑んだのは業界では世界初となる「プロジェクションマッピング」「Kinectエフェクト」「ストリートダンス」「ヒューマンビートボックス」をミックスさせたCMだった。
今回のコラボCMは三浦の軟水機のCM。硬水の水が軟水機を通すことによって高純度の超軟水に変わるというものをダンス、映像、音を使い表現された。
出演はARKSTARのキッズダンサー AYUとRUNA、そしてFOUND NATIONから2GOO、日本ヒューマンビートボックス協会からFOLK:LOREの三組だ。ビートボックスに合わせてダンスし、そのダンスに合わせて映像が動くというものである。
また衣装にはジャズダンサーとしても有名なあのKETZ氏が衣装製作に参加し、その衣装には有機ELが使われ光による演出も加えられた。
地上波CMでは15秒バージョンのみの配信、またWEBではARKSTAR、2GOO、FORK:LOREの3つのバージョンが公開されている。
コメント
AYU&RUNA (ARKSTAR)
水のイメージを考えてフリを考えて出来上がった映像に合わせていく所が難しかったです。
今回のCMが決まってから、約2ヵ月、ダンスの振りを何度もなおし練習しました。
撮影の時は、ダンスと水の映像がなかなか合わず大変でした。
二人のダンスの動きと、ぴったり合った映像を是非見てほしいです。
2GOO (FOUNDNATION)
一回一回フルで動くし、一つのミスで最初っからまた撮り直しなので、確実に音と映像に合わせて行くのが、大変でした。
ズボンに有機ELを仕込み、光った時の感動がヤバかったです。それと、ヒューマンビートボックスとの、コラボも初なので楽しかったです。
終わってみて映像を見たとき、チームラボさんの、映像技術にどぎもう抜かれました(笑)
FOLK:LORE
僕たちは普段からビートボックスはどんなジャンルの音楽だろうと再現できる無限の可能性があると考えて活動していますが、今回お話を頂いた、「水」を連想させるというテーマで曲を作ったのは初めてでした。
更に1分で3つの構成を作るということで製作はとても難航しましたが、刺激的でやりがいのあるものでした。僕たちは全員ダンスも好きなので、今回このようなコラボでCM制作に携わることができて良かったです。
KETZ
女の子の衣装は水のイメージから円(まる)をベースにデザインを膨らませました。「変化させる力」を意識して、透明感というよりは「パワー」という印象にしてみました。
暗転+明転中、共に映える色味、素材のツヤもこだわったポイントです。
激しい動きにも耐えられるデザイン、素材、縫製と有機ELを縫いつける作業などなど、色々と苦肉の策を右脳左脳フル回転で製作した感じです。
チームラボさんの映像の迫力やこだわりの深さに刺激を受けながら、関われて光栄に思いつつ、楽しく作業させていただきました。
カリスマカンタロー
今回ストリートダンスのプロデュース部分を弊社チームで担当させて頂いたんですが、最初はどうなることかと思いましたね。
まず、全てが誰もやったことが無い組み合わせだったので。
で、ダンスの部分で何を打ち出したかったかというと、まずは初見で見て『あっ!』て何か気になる部分を作りたかったです。
そうなると派手な技系かキッズのどっちかしか選択肢は無かったですね。どちらも自然と見入ってしまうので。
ダンサーの選定をすると同時に問題になったのがやはり音源でした。通常ダンスミュージックではトラックモノを使う事がこういった現場では多いと思うんですが今回は縁があって仲良くしているヒューマンビートボクサーチームにオリジナルの音源を作ってもらったら面白いんじゃないかなって思って企画だしました。
音もダンスも人間の身体をフルに使っての表現なので最強の組み合わせなんですよね。チームラボの皆さんにもこの組み合わせで企画が通った時は、この感性さすがだなと思いました。
でもここからが難しかったですよね。ダンスにビートボックスに水???的なw
水のイメージがどうにも浮かばなくて。でも水しぶきの音を出してそれを身体ではじく!とか飛ばす!とかやってたら形が見えて来て・・・。イケるって思いました。
水が流れるのと同じで音楽もダンスも流れが重要!そこのリンク部分も深い所でいいマッチングすればこのCMは画期的だなあって思ってました。
まあ何よりこのチームラボの企画自体が画期的なので一緒に作る事ができて凄くエキサイティングで刺激的でしたね。
チームラボを中心としてみんながびっくりして拡散したくなるようなCMに仕上がってると思うので、楽しんで欲しいですね☆
あとこれ見たらみんな三浦の軟水を買って欲しいですね、ハイw
TERAO (プロデューサー)
今回のプロジェクトでは、企画当初よりプロジェクションマッピングとストリートパフォーマーでいこう!と決めていました。
候補もすでに上がっていて、ダンサーは誰で、音楽はこの人がいいかも的な話しになっていました。
チームラボの過去の作品を超えるクオリティを模索してたんです。
いつもと違うテクノロジーに挑戦することも先に決まっていました。
それはストリートならではのフリースタイルの奔放さを残しつつプロジェクションマッピングと組み合わせるというものでした。
以前のプロジェクションマッピングとパフォーマンスの場合、演者さんが、あらかじめ用意された映像に合わせてパフォーマンスをしていたので、リハーサルを重ねる必要もありました。
なのでプロジェクションマッピングとフリースタイルの組み合わせは基本的に向いてないんです。。。
でも、もしそれをテクノロジーでカバーすることができれば。
モーションをリアルタイムに把握して、ポーズやタイミングで、インタラクティブに映像と絡むことが出来れば、ライブ感を残しつつプロジェクションマッピングも出来るのではないか?
例えば、タイミングよくポーズが決まると美しい水に変わる。
ダンサーはゲーム感覚でパフォーマンスをして撮影するだけでプロジェクションマッピングの映像になる!そして誰もが参加できて楽しい!
そんな夢みたいなことを目指していたんです!
その企画段階で運命的にカリスマカンタローさんに出会ったんです。
たまたまチームラボの打ち合わせスペースで別件の打ち合わを終えたカリスマカンタローさんをうちの猪子(チームラボ代表)に、ダンサーを沢山知ってる人と紹介されて、、、
簡単に企画を説明したら、面白がってくれて、次々といろいろなパフォーマーの動画を見せてくれたんです。
その時漠然とメインのダンサーをキッズで行こーよ!的な話しになりました。
この出会いで完成型が少し変わった瞬間でした。もちろんいい意味で。
スタジオが完成したのは6月初旬、まだそこまで暑くない初夏でした。
メインのパフォーマーがARKSTARのキッズダンサーのAYU、RUNAになり2人とは、この時期から参加してもらいました。
その時点で完成したのは物理的なステージとか必要な機材といった物だけで、システムの完成度はおそらく20%くらいでした。
なので彼女達には振りを作ってもらいながら、開発にも参加してもらうことになりました。
日々表現が変わるなか、振りもシステムも代わる代わるアップデートの日々が続きました。
軟水器のCMということで、水を演出する必要があったので、ステージを軟水器のなかに見立てた水空間にしようと思いました。
身体性の高いパフォーマンスと臨場感のある映像にしたかったので、ハンディーでカメラを動かしてできるステージも作りました。
同時に音源の作成をビートボクサーに依頼することにしました。
狙いとしてはフレキシブルに変更がしたかったのと、それに対応できるポテンシャルだと思ったのでビートボクサーのFOLK:LORE (KAIRI / NI-SHIMA / Shoh)の3人と音を作ることにしました。
すべての音源は3人の声だけでつくられています。擬音によるサウンドが、視聴者にとって直感的に理解できる水の音響効果になったと思います。音楽、映像ともに現実と非現実の狭間を行き交う面白い表現になったのではないでしょうか。
ナレーションや最後のジングルもすごく気に入っています。
7月も過ぎ、梅雨空の中登場したブレイクダンサーの2gooは音を一度聞くと、即興で振りを決め、踊りだし、最後のポーズを決まった時の迫力はスタッフ一同感動しました。
その頃は、システムも安定してきたのでリハーサルに時間を短縮でき、ブレイクスバージョンは制作時間を当初想定していたよりも圧縮することが出来きました。
AYU、RUNAのキッズバージョンは表現的にもテクノロジー的にも最後の最後まで詰めたので一番思い入れのある作品になりました。 二人のダンスのクオリティはホントに素晴らしいものになっていきました。
特に本番のパフォーマンスがキラキラしてて素晴らしい映像として完成できたことが嬉しく思っています。
スゴイ水CM Kids編(CM版)
スゴイ水CM Breaks編(CM版)
スゴイ水CM Kids編(完全版)
スゴイ水CM Breaks編(完全版)
スゴイ水CM Human Beat Boxer編(完全版)
MIURA WEB SITE
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