類まれなるセンスとパワー、そして斬新なパフォーマンスでKRUMPを新たな次元へと昇華し三代目DANCE@HEROの栄冠を手にしたTwiggz FAM。世界から認められたTwiggz aka Young Style Ripperを中心として強い絆で結ばれた家族ともいうべき同士と共に活動しマイナージャンルともいえるKRUMPを広めるべく活動する彼らにスポットを当てた。
- STAFF
- DANCE@HERO JAPANに出演する際に今のメンバーを集めたきっかけは?
- Twiggz aka Young Style Ripper
(以下 Twiggz) - 最初はRAG POUNDというチームで活動していて、ロスに行ってからはBad Newsというチームでやってました。それで日本に帰ってきたときに2BADという名前でKRUMPをやって、そのときの生徒に名前を引き継いでいったり、色々成長する中でTight EyezからTwiggzという名前をもらったときに、一緒にやってたメンバー総勢20人の中で、しっかりとルーティンだったり、作品をつくるときに対する想いだったり、一緒のラインで踊れるメンバーを厳選し、選んだ8人です。
- STAFF
- DANCE@HERO JAPANに出ようと思ったきっかけは?
- Twiggz
- 最初はすごく悩んだのですが、日本の現状のKRUMPシーンはすごいコアなジャンルで、コアながら僕が海外などに行ってTight Eyezに認められ、STREET KINGDOM JAPANとしてやってて、他にもたくさんレベルの高い人はいるんですけど、なかなかコアの部分から抜け出せなくて。というのも、本当に表現する場所が少なくて。ダンスシーン全体の中でもコアな部分でもあるので。海外では、America’s Best Dance CrewにトライしてKRUMPを魅せて、KRUMPシーンを底上げし広めていたクランパーがいて、これを日本でもやろうと思っていたときに頂いた話だったので出ようと決意しました。DANCE@HERO JAPANでは、KRUMPを作品にするというところをいかに一般の人に伝えつつ、コアな部分も残しつつ、クランプの良さを伝えられるか、など考えたりしたけど、この機会で広めるチャンスが手に入ればいいなと思って決意しました。
- STAFF
- DANCE@HERO JAPANに出て良かったこと、感想を教えて下さい
- Twiggz
- メンバーの中でも出れるときと出れないときがあったんですが、出てないときに、チームのみんなの頑張りだったり、生活の辛さだったり、逆に自分が悔しかったり、自分に足りないところが見つけられたりと、一番にチームのことを考えるようになっていきました。みんなと一緒にいられることによって本当に家族のように、1人が辛かったら、みんなが心配するなどと、このDANCE@HERO JAPANで絶対的な厚い信頼関係ができあがったと思います。他にも、ダンスであまり関わることがないだろう人達と同じ舞台でいられることで、すごく貴重な経験をさせて頂いたというところと、みんながダンスにどう賭けてるのかっていうのが通じ合ったりしたので、すごく良かったです。色々感じる部分はあったのですが、KRUMPは死なないなと思いました。もっとKRUMPを知らない人達により広めたいと改めて思いました。KRUMP特有の泥臭さだったりとか、いろんなジャンルがある中で、ここまで肉体を使ってエナジーを打ち出す踊りは、KRUMPでしか出せない色がいっぱいあって、それが意外に一般の人に伝わるんだなと感じました。コアな部分は外さないで、それでも一般の人に伝わるように多くの人にすごいダンスだなって見てもらえれるようなものを作りたいと思いました。現在ダンスシーンがすごく注目されているけど、まだ薄い部分でもあるのでこれからもっともっと深い部分が見えてきたときに間違った方向にいかないように、KRUMP代表として色々魅せていきたいなと、より感じることができました。
- STAFF
- 今後の予定、目標は?
- Twiggz
- 女の子にモテたい(笑)。それはさておき、少なからず俺らがやってることは俺らしかできないから、今後もSTREET KINGDOMと直結でやっていき、何をやるにしてもTight Eyezに報告して、お互いがシーンのために色々と考えられるように今後もそれは継続していかなくてはいけないことでもあるし、しっかりしていかなきゃいけないなと思います。もっともっと日本のクランプシーンを上げていかなきゃいけないし、俺らに限らず本当に今のクランパー全員が担ってることなんだけど、一般層にも伝えてクランプがもっと認識されるように、様々な活動をよりできるようにやっていくつもりです。KOBというイベントだったり、KRUMPをもとに復興支援だったり、エンターテインメント性を日本に根付かせるために、それを毎年継続してやっていったりとすでに精力的に動いています。さらに12月にはTight Eyezを呼んで大きなイベント開催をしたりと今後も色々やっていきますので、クランプシーンの今後、Twiggz FAMの今後の活動には注目して頂きたいと思います!
Twiggz FAM