手話とストリートダンスを融合させた新しい世界感を発信するエンターテインメント集団「HAND SIGN」にスペシャルインタビュー!HAND SIGNとは?
- STAFF
- 本日はよろしくお願いします。では、早速ですが自己紹介をお願いします。
- ROY
- ロイです。ダンス歴は12年目でジャンルはBREAKです。きっかけは小学校の頃に生ダラのROCK STEADY CREWをテレビでみてかっこいいと思い始めました。好きな芸能人はBENIです(笑)。
- JiN
- ジンです。ダンス歴は10年くらいです。ジャンルはHIPHOPで、きっかけは八百屋で働いている時に一緒だった同僚にDA PUMPにならないかと誘われて始めました。結果、なれなかったですが(笑)。自分、実はDANCE@HEROにもco1401481で出ていたんですよ(笑)。
- SHINGO
- シンゴです。リーダーのたつとは小学校から幼なじみで一緒に中学の時に商店街の汚いところで段ボールをしいて練習していました。やっぱりロイと同じで生ダラのROCK STEADY CREWの影響は大きいですね。
- OzA
- オザです。ダンス歴は5年くらいです。ジャンルはPOPです。高校が元々ダンスが盛んな高校で、ダンスをしてる先輩が多く、影響されました。最初は、先輩に教わりながらでしたが、今はその高校でインストラクターをしています。ハンドサインでは一番年下です。
- STAFF
- 結成のきっかけはなんですか?
- TATSU
- 手話をとりいれたのは、7年前くらいにTBSドラマのオレンジデイズで手話に興味を持ったのがきっかけですね。その時はダンサーとして活動していたのですが、当時好きだったKEN-UさんのDOKOという曲の歌詞を手話で表現して踊ったらかっこいいんじゃないかって思ってショーで踊ったのが原点ですね。
- STAFF
- ハンドサインとしての最初の仕事はなんですか?
- SHINGO
- 結成して最初に呼ばれたイベントが町田のクラブのBOXというところでレゲエのイベントでした。その時はダンサー2人(TATSU・SHINGO)とMCが一人の三人(現在1人はマネージメント)でやっていました。
- STAFF
- 反応はどうでした?
- TATSU
- 今までダンスをやっていてかっこ良かったとかすごいとかいわれたことはあったのですが、これをやった時(手話で踊った時)に始めて感動したと言われたんですね。それがすごく嬉しくて続けていきたいなって思いました。
- STAFF
- アポロシアターに行ったきっかけと感想はどうですか?
- TATSU
- 日本で僕らがコンテストとか出たりしていて何回か優勝出来きてきて、賞金をもらえたり他のイベントにゲストとして呼んで頂いたりしたのですが、そこから先のダンスの可能性が見えなかったんですよ。そんなことを考えながらYoutubeとかをみていたらアポロシアターというものを知りました。いつかいってみたいなと思っていて調べていたらオーディションをしているということが分かったのでとりあえずいってみようということになって、2人で行ったのがきっかけです。
- STAFF
- 当時は2人だったんですね。
- TATSU
- そうなんです。一回目のオーディション合格してから日本に戻ってきてその後、三人(現在1人はマネージメント)でいきました。
- JiN
- その時僕たちは噂話で2人が「ニューヨークいったらしいぞ」みたいな話になってましたね。まだ僕らは加わっては無かったんですよ。
- SHINGO
- (3回戦目に挑む前に)ブレイクダンスで盛り上がりどころを作りたいね。という話になってロイに相談して最初は教えてもらっていたのですが、短期間で大技を身につけるのは無理だということになり、三回戦目でロイが入りました。そこでは負けちゃったんですけどオーディエンスの反応が良くって翌年の頭にアポロシアターのオープニングナイトというイベントがあるからそこでもう一回出てくれというオファーをもらいました。そのオープニングナイトで好成績を残し、オーディションなしで2010年のアマチュアナイト出場権を獲得できました。そして次のシーズンの準決勝から人数増やしていこうっていって他2人(JiN、OzA)に入ってもらいました。
- OzA
- 日本では味わえない感覚でしたね。歓声が日本とは比べものにならないです!すごく良い経験させてもらいました。
- JiN
- 僕は誘ってもらった時にスキルを求めるがあまりに行き詰まっていてダンスをやめようかと考えていました。違う仕事に就こうかと専門学校とかも調べていたくらいです。そんなタイミングで誘ってもらって、ショーとか一緒に出ていた仲間と海外で踊れるなんていい経験だと思って出ようと決めました。それでいい成績を残せて、その時に上手くならなきゃって思いすぎなくてもいいんだなと思いました。スキルでおさなくてもいいショーが出来てお客さんを楽しませて盛り上げることが出来るんだと思いました。そこでダンスの可能性だったり手話ダンスに出会えて良かったと思えました。
- ROY
- 自分もジンと似ていて、ブレイクの技の2000っていうのをやっていたら頭から落ちてしまい頸椎を痛めてしまってずっとコルセットしていました。その時に誘われて首が痛いから厳しい状態だけどエアートラックスなら出来るよということで一緒に行くことになりました。出てみての感想は袖の待機の時点で客席の歓声がすごくて本当に日本ではあり得ないくらいでした。海外の中でもアメリカはすごいなと感じてアポロシアターには神様がいるんだろうなと思うほどでした。そんな空間で自信満々で踊れて、ダンスをやっていて良かったなと思いました。
- SHINGO
- やっぱり行き詰まって色々調べて何とかたどりついたアポロシアターなのでオーディションで度肝を抜かれました。日本とかの普通のオーディションだとピリピリして自分の動きだけ練習しているようなイメージですけど、もう出演者が自分を表現したくてたまらないらしくて歌い合って歌合戦みたいになったり、ダンサーも踊りまくって目の前に来てshow meといってみせてきたりと、すごいコミュニケーションとってくるんです。そしてライバルなのに頑張れよとか言ってくれるんですよ。当日も全員で手をつないでみんないいショーが出来るように神に祈るんです。そういった日本との違いにも心をうたれましたね。とにかく最高でした。
- TATSU
- やっぱりアポロシアターにいって一番の違いを感じたのはお客さんの反応が素直で良いものは良い、悪いものは悪いでリアクションが返ってくるんです。なので見ていてつまらなかったら容赦なく帰れと叫ばれてブーイングになるんです。それでブーイングになると途中でやめさせられちゃうんですよ。実際に僕たちが出た時も僕たちの前の9チームくらいブーイングが続いていて途中退場になりました。その中には日本で有名なダンサーも出ていて中には泣きながら帰ってくる人もいたぐらいだったんです。それだけ容赦ないんですよね。やっぱり現地の目の肥えたオーディエンスは素直なので手話でダンスをやっていると話した時もすごくいいねと受け入れてくれました。
- STAFF
- なるほど。すごい世界ですね。日本に帰ってきた時の周りの反応はどうでした?
- TATSU
- やっぱりメディア、特にTVにすごい取り上げて頂くようになりましたね。そしてなにより自分たちはお客さんを楽しませることが出来るんだという自信になりましたね。
- SHINGO
- あとは海外に行ったことで国内にいるときより応援のメッセージとか増えたりしたので、改めて周りの人達に支えられているんだということも実感出来ましたね。なのでその分感謝の気持ちも増えました。
- JiN
- あとは親の目が変わりました。ダンサーなら誰もが通ると思うんですが、ダンスを仕事にすることに反対で就職しろよと言っていた親もメディアに取り上げられることで頑張っている姿が形になって見せれたので応援してくれるようになりました。
- STAFF
- 現在の主な活動は?
- TATSU
- 現在活動としての一つは小学校や聾学校などにいってあまりなじみの無い小学生に手話を教えたり耳の聞こえない人にもダンスを教えたりしています。あとは今NHKさんが僕たちの活動に密着のロケがずっと入っていて色々取り上げてもらっています。あとは企業のイベントだったり催し物に呼ばれたりします。今月の頭(8月)にはカンボジアに行って言葉の通じない現地の子供達や耳が聞こえない人にパフォーマンスを披露したり、手話やダンスでコミュニケーションとったりする活動をしてきました。
- JiN
- あとは湘南乃風のHAN-KUNさんにすごくお世話になっていて、ヒット曲の純恋歌などを僕たちHAND SIGNのオリジナルバージョン(※Dub Plate:歌詞などを変えてもらって歌ってもらった楽曲)を提供して頂いたりしてそれでショーをやったり、HAN-KUNさんのバックダンサーをやらせて頂いたりしています。
- STAFF
- 本日 (8月26日) 行われた24時間TVのショーケースに出てみてどうでしたか?
- TATSU
- 今年で二回目なんですけど去年は屋外で天候も悪かったせいか反応がそんなに良くは思わなかったんですが、今日はすごく暖かかったです。反省点をしいていうなら自分のトークが滑ったところですかね(笑)。
- JiN
- 一年前よりも認知度が上がってるのもあって去年よりは反応が良かったと思います。
- ROY
- あと去年はお客さんは見ているだけだったのですが今年は自分たちのDVD等で踊っているダンスの主手話を覚えてきてくれて、一緒にやってくれてた人もいたのでそういう意味では成長したと思うし帰りにはi love youを表す世界共通の手話があるってそれをステージに向けてやってくれたり少しづつ手話を広げられてるのかのと思いました。
- JiN
- 手話って言語と同じで各国で全然違うのですがこれは(I love you)世界共通なんですよ。
- STAFF
- そうなんですね。愛してるは共通なんですね。では最後に今後の活動は?
- TATSU
- 今後の活動は今一番力を入れているのが9/29の横浜で行われるイベントだったり、後は自分たちの新曲が出来たのでそれを手話のパフォーマンスでどう伝えるかというところですね。
- JiN
- 目で分かるパフォーマンスを目指しています。っていうのも自分たちは耳の聞こえない人の前で踊ることもあるのでそういったことを視野に入れてバリエーション等、増やしていきたいです。
- TATSU
- あとはさっきも行ったのですが耳の聞こえない人にダンスを教えて、手話をしたことない人に教えたり色々な可能性があることを子供達に伝えていきたいです。
- SHINGO
- カンボジアとかでも子供達の笑顔に心を打たれて手話やダンスでもコミュニケーションとれたのでもっと色々な所に回ってダンスと手話に壁はないということを世界に広げていきたいです。
- ROY
- 自分たち地元が一緒で、平塚の方なんですが、そんなにダンスか盛んな街ではないのでスタジオを作りたいですね。ダンスを教えて手話を教えて地元を盛り上げていきたいですね。やっぱりこうやって出会えたのも地元ありきなのでその分、還元出来たらと思いますね。
- STAFF
- ありがとうございました。これからも頑張って下さい!応援しています!
HAND SIGN プロフィール
手話で伝える Entertainment
HAND SIGNのスタイルは手話を取り入れたパフォーマンス。ダンスパフォーマンスはもちろん、手話ダンスと言うオリジナルのスタイルで歌の歌詞を手話にして踊るメッセージの込められたショーケース。手話ダンスは、HAN-KUN(湘南乃風)、Ryo the skywalker、KEN-U、導楽など数々のアーティスト達に歌ってもらったHANDSIGNアレンジバージョン(DUB PLATE)を使用したり、他にも多くの曲を手話とダンスで伝えている。ニューヨーク でのショーでは英語の歌を英語の手話(American Sign Language)で披露。手話ダンスをはじめたきっかけはドラマ「オレンジデイズ」を見て。手話の楽しさや大切さをエンターテイメントの中で伝えていく。手話ダンスはろう者であり手話コーディネーターの和田と共に制作。単に歌を手話で表現するだけではなく、他にも色々な手話を使ったダンスやライブパフォーマンスを作っている。
全国のろう学校・小学校の子供たちにダンスで笑顔の輪を
2010年、神奈川県立平塚ろう学校にてダンス指導のボランティアを務め、約半年間を週一回の授業でダンスを教える。その年の秋、文化祭にて生徒たちのダンス発表を行いました。みんなで創り上げたダンスショーは最高なものでした。こうしてろう学校の生徒達と時間を共有し、思いました。もっと自分たちにろうの子供たちの為に出来る事はないかと。昨年3月11日の大震災を受け、同年8月には福島県立ろう学校にてチャリティダンス交流会を実施しました。オリジナルのチャリティTシャツを作り、参加者にプレゼントしてそれを着てダンスレッスンを行い沢山汗をかきました。同年11月には富山県立聴覚支援学校創立80周年記念セレモニーにゲストパフォーマーとして出演。沢山の生徒達が歓迎してくれました。そして、ろう学校だけではなく地元神奈川県平塚市立崇善小学校にて手話ダンスワークショップを開催。子供たちに手話とダンスを楽しく教える時間を作りました。子供たちにとって手話ってこんなに楽しいんだって思ってもらえるような時間をもっともっと作っていければと思います。今後、HANDSIGNは全国にあるろう学校そして小学校を回ってダンスを通して子供達の笑顔の輪をつないで行きたいと思います。
『主な活動経歴』
-CONTEST-
2005湘南EVERY DANCE CONTEST 優勝
2005湘南OPC DANCE CONTEST 特別賞
2005ダンス向上委員会主催CONTEST 優勝
ダンスコンテストTIMEポカン2006 審査員特別賞
芸王グランプリダンスコンテスト2006 横浜大会 優勝
芸王グランプリダンスコンテスト全国大会 準優勝
デジカンPOWER EGG2007決勝出場 4位入賞
2008 SPARK VO.1 in Matsudo 準優勝
2008 Dance Contest D-1 Supported by DDD 優勝
2009 NYC APOLLO AMATEUR NIGHT オーディション合格
2009 NYC APOLLO AMATEUR NIGHT 優勝2回
2010 NYC APOLLO AMATEUR NIGHT Opening Night 3位
2010 NYC APOLLO AMATEUR NIGHT Showoff 準優勝
2010 NYC APOLLO AMATEUR NIGHT TOP DOG 準優勝
2010 NYC APOLLO AMATEUR NIGHT Super TOP DOG 出場
APOLLO AMATEUR NIGHT 公式パフォーマーの名を称号を得る
-メディア-
・J COM. 「つながるGO!GO!」 ゲストとしてトーク出演 (2012年)
・TBS EXILE魂 ドリームパフォーマーとしてスタジオパフォーマンス MAKIDAIさんの手話MC共演(2012年)
・NHK Eテレ みんなの手話 出演 (2012年)
・NHK総合 歳末たすけあい「あなたのやさしさ2011」出演
・NHK総合「こんにちはいっと6けん」出演(2011年)
・24時間テレビ 横浜日産スタジアム ゲスト出演(2011年)
・JR車内モニタートレインチャンネルにて「パフォーマンスで学ぶ手話入門 (2011年5月〜9月)
・TBS「はなまるマーケット」 (2011年)
・フジテレビ「特ダネ」(2010年)
・CS衛星デフシアター (2011年)
・CSフジテレビ「特撮プレミアム」(2010年)
・全国24局TV放送「ミュージックフォーカス」(2011年)
・RADIO湘南ナパサ
・レインボータウンFM
・movement 週間STREET CHANNEL PICK UP
・2007年7月千葉TV[DANCERS FILE]出演
・中日新聞掲載 「福井県での単独公演告知」
・毎日小学生新聞掲載「エンタメアワー」特集
・雑誌 WOOFIN 写真掲載
・WAM ECHO HANDSIGN特集掲載
・NHK Eテレ ハートネットTV 生出演(2012)
・読売テレビ Zip! 出演(2012)
・KBS京都 目で聴くテレビ出演(2012)
・TVK神奈川 目で聴くテレビ出演(2012)
・日本テレビ 24時間テレビ 横浜日産グローバル本社ギャラリー(2012)
-イベント / その他-
・HAN-KUN(湘南乃風)ワンマンライブ横浜公演・仙台公演(カウントダウン)にて共演
・富山県立富山聴覚総合支援学校創立80周年記念パフォーマンス (2011年10月)
・神奈川県 平塚市立崇善小学校手話ダンスワークショップ
・福島県 福島ろう学校にてチャリティダンス交流会 (2011年8月)
・青森県小さな森保育園にてライブパフォーマンス
・HAN-KUN(湘南乃風)スペシャルライブにてバックダンスで共演 (2011年6月)
・第一回目となるろうダンサーによるダンスイベント「ソウルインプレッション」ゲスト出演
・POLA化粧品春決起大会 GUEST出演 (2011年)
・筑波技術大学文化祭 2007 / 2008 / 2010
・山梨県聴覚障害者大会 2010
・埼玉県聴覚障害者支援会後援イベントゲスト出演
・YES愛DO チャリティライブ出演(2009/2010)
・手話あいらんどきいろぐみライブGUEST出演
・DEAF STYLE 仙台
・D’LIVE 2006 / 2010(ろうアーティストによる日本最大のイベント)
・2005 お台場冒険王パパイヤDAYSオープニングアクト出演
・近畿ろうあ者大会
・京都単独講演
・福井単独講演
・他多数
オフィシャルWEBサイト
http://www.hand-sign.com/handsign_website/Welcome.html