DANCE ALIVE HERO'S

DANCE@LIVE 2013 WORLD FINAL WILD CARD BATTLE (前日予選)

日本発信初となる世界大会「DANCE@LIVE WORLD CUP 2013」が6月29日・30日と2日間に渡りついに開催された。
29日は、本戦最後の1枠である”WILD CARD”を巡る最終予選が、BREAK、HIPHOP、FREESTYLEの3ジャンル行われた。
最終予選には、現地のシンガポールをはじめアジア各国から多くのダンサーが集まり、開場とともに熱気に包まれた。
様々なダンサーが集まり、交流も含め賑う会場では、誰が勝ち残るかを確かめるため、翌日のファイナリスト達も観に訪れていた。
まずBREAKはアジアのB-BOYが集まる中、オランダのB-BOY Menno、そしてアメリカからMorrisが参戦し、ここに注目が集まった。決勝戦はこの2名の対決となり、白熱した闘いを繰り広げる。スキル、グルーヴ、テクニックなど、お互いがそれぞれのスタイルを崩す事なく魅せきるが、僅かにミスをみせたMennoに対し、Morrisがクリーンなフロアテクニックとスキルフルなムーヴを魅せ、優勝を勝ち取った。完璧とは言えない動きは、まるで次の日に余力を残しているかのようにもみえた。続いてHIPHOPでは、日本勢が素晴らしい活躍を魅せる。関西からCHIKA-J、東京からCRAZY SHIZUKAや、キッズであるKAISHIROなどが参戦する中、Beat Buddy Boiのメンバーも参戦し活躍を魅せた。ベスト8にほとんど日本勢が残るという偉業を成し遂げる中、特にこの日目立っていたのは、音に抜群にシンクロし勢いにのり会場の空気をがっちりと掴んでいたCHIKA-JTOYOTAKAの2人だった。この2人の決勝となった闘いは、どちらも会場を虜にした。決勝にきて、ここ一番のグルーヴをみせたCHIKA-Jに対し、安定感のある踊りを魅せたTOYOTAKA。この熱戦の軍配はTOYOTAKAにあがり、翌日の闘いに向けての好スタートを切った。そしてこの日最後に行われたFREESTYLEでは、オールドスクールとニュースクールが入り交じる混戦となり、誰が勝ち進むのかが全く読めない闘いとなった。音に対してのスタートが切りにくいこのジャンルの中でも特に目立った踊りをみせていたのは、DANCE@LIVE 2013 JAPAN FINALのKIDS 2連覇が記憶に新しいYumekiだった。キッズながら大人顔負けのスキルと輝かしい実績を持つ彼女は、どんな空気でも安定した踊りを魅せ決勝へと勝ち進んでいった。それに対し勝ち上がってきたのは、関西から参戦のJOHN。まさにFREESTYLEとい言える、幅広い踊りと表現力は間違いなくこの日一番多くの観客を魅了していた。決勝ではお互いに、踊りだけでは無い表現力と魅力が爆発し、その結果僅差で勝利を掴みとったのはYumekiだった。
この日の各優勝者は翌日の決勝戦の初戦を戦うことになり険しい道となるが、見事WILD CARDの座に輝いた実力は間違いなく、トーナメントを荒らすであろうダンサー達となった。

  • Carlos (Italy)
    HIPHOPTOYOTAKA (JAPAN)
  • IBUKI(JAPAN)
    FREESTYLEYUMEKI (JAPAN)
  • Morris (U.S.A)
    BREAKMorris (U.S.A)

開催日:2013.06.29 (SAT)
会場:Far East SQUARE, Glass Pavillion, 31 Pekin Street 048761
open:12:00 / start:13:00 / close:19:00
※エントリー者は12:00 会場集合
JUDGE : Loose Joint(U.S.A), Firelock(U.S.A), HIRO (Japan), GUCCHON (Japan), Puzzles (from Canada)
DJs : DJ Koflow, DJ Shingo, DJ Hiroking
参加費:事前 30$(およそ2500円) / 当日 40$ (およそ3,000円)
観戦費:Free