日本から渡米後、iLuminateのメンバーとしてアメリカの人気番組「アメリカズ・ゴッド・タレント」のダンス大会で三位に入賞し、今年行われたJUSTE DEBOUT 2013 NYCで見事優勝を果たし、今話題となっているダンサー、Jessica a.k.a JJ。今回のDANCE@TALKはアンダーグラウンドで輝きつつも、モデルとしても活躍をみせる彼女にスペシャルインタビュー!LAから世界へ羽ばたく彼女の素顔に迫る!
- STAFF
- 今日はお忙しい中ありがとうございます。よろしくお願い致します。
早速最初の質問ですが、
Jessicaさんのダンスを始めたきっかけを教えて下さい。
- JJ
- テレビでSPEEDさん、安室奈美恵さん、kinki kidsさん達が踊っているのを見て、私も振りを覚えたいと思った事がきっかけでした。
- STAFF
- そうなんですね。ダンスを初めてから色々と感じたと思うのですが、Jessicaさんなりのダンスの楽しいところを教えて下さい。
- JJ
- そうですね、まずは言葉を使わずに体1つで自分の気持ちを表現できるところ。それと、他の国の人と言葉を交わさずに楽しく踊れる事。
言語が通じなくてもコミュニケーションとれるし、ダンス1つで全世界の人と繋がることができると思います。
- STAFF
- 確かにそうですね。ダンスは国境を超えるってやつですね。では、Jessicaさんにとってダンスとは?一言でお願いします。
- JJ
- Lifestyleです。
- STAFF
- ありがとうございます。Jessicaさんのいま現在の活動についてお聞きしたいのですが、主にどういったことを普段やられていますか?
- JJ
- ダンスの仕事からそうでない仕事まで幅広くやらせて頂いてます。ダンスの仕事は私の所属しているiLuminateというチームでの仕事がメインですね。
- JJ
- その他にも、オーディションに行って受かった仕事を合間に入れたり、モデルの仕事やBS日テレの番組「LA trend report」などにも出演させて頂いてます。「LA trend report」ではレギュラーでレポーターもさせてもらっています。
他にも、私のDance Crew “Stylz Play”のトレーニングや、振り付け、パートナー”Psyche”との作品作りなど。常にやること盛りだくさんですね。
- STAFF
- なるほど。iLuminateで受けた仕事で印象に残っている仕事はありますか?
- JJ
- エジプトでの仕事です。衣装は重いので普段は3分から5分のピースを踊るぐらいだったんですが、その時はiLuminateとしては初めての20分のパフォーマンスということでみんなものすごく楽しみにしていました。
長いトラベルの後、到着後空港からその足で会場に向かいすぐさまテクリハ。そんなカツカツのスケジュールでテクリハから数時間でパフォーマンスをしなくちゃいけないのになんと会場のステージは出来上がってなく、ホコリまみれ。会場のあちこちにゴミなどが落ちていて、しまいにはダンサーが踊っているのにもかかわらずステージ脇でぷかぷかとタバコを吸う人もいて、まさに『えっ⁉』という感じでしたね。会場の人にぞうきんと水をくださいと聞いたところ、汚いぞうきんと水しかなく、どんなにステージを拭いてもひたすらホコリを撒き散らす感じになってました(笑)。いろいろな国に仕事で行きますが、本当にカルチャーの違いにいつもびっくりします。
- STAFF
- すごいですね(笑)。これからの目標や活動予定など何かありますか?
- JJ
- とにかくたくさん練習して自分の納得のいくダンスが出来るようになること。Stylz PlayのCrewとしての活動、そして遠距離ダンスパートナーPsycheとの作品をどんどん世の中に出していくこと。私たちは日本とアメリカと言う距離でありながらもお互いがLAや日本で会うときは新しい作品作りをしています。これをもっと頻繁に世に出していきたいですね!同時にモデルやレポーターとしての違う一面もしっかり育てていくこともやっていきたいですね。
- STAFF
- 是非、日本でのパフォーマンスもみてみたいです。その時は声かけさせて頂きますので、よろしくお願いしますね!(笑)
ちなみに、いまのダンスシーンについて感じることなどありますか?
- JJ
- なんだかダンスのスタイルの名前に違いが出てきてますね。新しいジャンルの名前ができたり、どうやってそのスタイルは決まったの?みたいなことがちょこちょこありますね。みんなそれぞれ信じているHistoryにも違いがあるし、ダンスがどんどん大きくなっていく反面、どんどん難しくなっていくのかなっていう気もします。
- STAFF
- 確かに。どんどん進化してるというか変わっていきますね。シーンでは無く、海外のダンサーと日本のダンサーに違いを感じることなどありますか?
- JJ
- ありますね~、あえるとすれば、どちらかと言えば日本の方が形をしっかりと追う!アメリカの方が気持ちや感覚を追う!って言う気がします。全体的にですよ、もちろんアメリカで形を追うダンサーもいるし日本に気持ちや感覚を追うダンサーもいます。でも大きく見るとやっぱり日本人は繊細なダンスをする人が多く、細かいところまでケアするんだなって思います。確実に与えられた振り付けを踊りこなすことや時間を絶対に守ること、これはアメリカでもものすごく日本人はリスペクトされていることです。アメリカ人は結構時間にルーズですからね(笑)。
- STAFF
- そうなんですね(笑)。そういえば、バトルで最近よく名前をお聞きしますが、特に大きい大会でもある、「JUSTE DEBOUT」にでてみた感想などはありますか?
- JJ
- 初めての大きな大会だったので、緊張しました。パリの世界大会ではものすごい数のお客さんの前で踊ると知って本当にびっくりしましたね、仕事で何万人もの前で踊ったことはあるのですが、まさかフリースタイルで自分1人で踊って何万もの人に見られると言う感覚は本当に不思議でした。心臓に悪いです(笑)。
- STAFF
- 確かに悪そうですね(笑)。ちなみに、先日DANCE@LIVEにも出て頂きましたが、DANCE@LIVEにでてみた感想なども知りたいですね。
- JJ
- 楽しかったです。正直やっと自分のことを分かり始めたバトルでもありました。それまでやってきたバトルに比べると少し自分らしさが出てきたというか。少しほっとしました。
- STAFF
- 僕らも初めての世界大会だったので、緊張してましたが、楽しんでもらえて良かったです!今後もDANCE@LIVEをはじめとしたダンスバトルなどにはチャレンジしていきますか?
- JJ
- もちろんしていきたいです。他にもフォーカスを置いていることもありますし仕事もありますが、時間がある時に沢山練習してチャンスとタイミングが合えばまたバトルに出たいと思ってます!
- STAFF
- 楽しみですね!日本の大会などに出てみたいかったり、出る予定などはありますか?
- JJ
- 今のところ出る予定はありません。
特別、この日本の大会に出たいという気持ちはあまりないですかね~、何かアメリカの大会が好きですね!(笑)
フリースタイルを始めた地もここだしバイブスがものすごく好きなので。
- STAFF
- そうなんですね。ありがとうございます。最後にダンサーに向けて一言お願いします。
- JJ
- みんなものすごく結果や順位を気にする世界だけど、ダンスってそこじゃないんですよね。誰だって上手くたって下手だって踊りたいって思う気持ちがダンスになるのだから。そのことを忘れないで欲しいなって思います。私は本当に勝ち負けは気にしないし、その時のジャッジの価値観で決まった勝ち負けはぶっちゃけどうでもいいんです。大切なのは自分にとってのダンスに対する価値観を大切にする事だと思います。
- STAFF
- 確かに。大事な本質ですね。
今日は忙しい中ありがとうございます!
また、これからもよろしくお願い致します。
- JJ
- ありがとうございます。よろしくお願いします。
Jessica a.k.a JJ