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ファレル、オスカー候補曲「ハッピー」がソロ最高位となる全米チャート2位に

先日のグラミー賞では年間最優秀プロデューサー賞を受賞したヒットメイカーのファレル(Pharrell)だが、自身初となるアカデミー賞候補となっている“Happy”が最新の全米チャートで2位に上昇。ソロとしてはキャリア最高となるヒットとなっている。

“Happy”は、ファレルが音楽でも関わったアニメ映画『怪盗グルーのミニオン危機一発』に提供したオリジナル曲で、第86回アカデミー賞の最優秀オリジナル・ソング部門の候補曲。ファレルにとっては自身初となるオスカー・ノミネートとなった“Happy”は、デジタル・セールスやエアプレイ数が伸び、全米チャートで先週8位から今週2位へランクアップ。ソロ作品では、2003年に発表したジェイ・Z(Jay Z)との“Frontin’”以来となる10年以上ぶり、2曲目のトップ10ヒットで、“Frontin’”の最高5位を上回る記録ともなった。ゲスト参加した作品を含めると、ダフト・パンク(Daft Punk)“Get Lucky”での最高2位、プロデュースもしたロビン・シック(Robin Thicke)“Blurred Lines”での最高1位に続くヒットとなっている。“Happy”は人気オーディオ・ブランド「Beats by Dre」の広告で多く露出されているほか、ディディ(Diddy)が登場するフィアットの新CMにも使用され、現地時間で3月2日(日本時間3日)にハリウッドで開催される授賞式でのライブ・パフォーマンスも決定しており、今後1位を取る可能性も十分にある。

さらに“Happy”の全米チャート2位は、オスカー候補曲としても10年以上ぶり、エミネム(Eminem)以来のヒットに。エミネムが主演映画『8 Mile』に提供した“Lose Yourself”は2001年末から2002年にかけて12週に渡って全米チャート1位を獲得した大ヒットだが、この“Lose Yourself”以降、オスカー候補曲でトップ10ヒットとなったのは、昨年のアカデミー賞最優秀オリジナル・ソング部門に輝いたアデル(Adele)“Skyfall”(最高8位)とファレルの“Happy”のみとなっている。なお今年のアカデミー賞最優秀オリジナル・ソング部門の候補の中では、ディズニー映画『アナと雪の女王』のテーマ曲となっているイディーナ・メンゼル(Idina Menzel)の“Frozen”も先週24位から今週18位へと上昇、トップ20入りしている。

なお今週の全米チャートは、ケイティ・ペリー(Katy Perry)の“Dark Horse”が3週目の1位を獲得。グラミー効果で先週2位まで急上昇したビヨンセ(Beyonce)の“Drunk In Love”は、今週8位にランクダウンとなった。ジェイソン・デルーロ(Jason Derulo)の“Talk Dirty”は先週4位から今週3位に上昇し、クリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)とのア・グレイト・ビッグ・ワールド(A Great Big World)“Say Something”は今週4位に再浮上している。

元記事 : bmr 配信日時 : 2014年02月13日 18時51分