お笑いや映画で海外進出中の吉本興業が、新たなコンテンツをダンスに定めた。毎年3月に開催する「沖縄国際映画祭」など、世界との文化交流に力を注ぐ中、世界に通用するダンサーの発掘、育成プロジェクトを発表した。
演劇界のアカデミー賞とされるトニー賞を3度受賞し“ブロードウェーの伝説”の異名を取る俳優兼ダンサー、ヒントン・バトルと吉本がコラボ。10月から東京・大阪、ニューヨークでダンススクール「ヒントンバトル・ダンスアカデミー」を開校する。
4月にはダンサーの発掘オーディションを行い、来年秋を目指し、ブロードウェーの一流パフォーマーと国内ダンサーによるオリジナル作品をプロデュース。ブロードウェー公演を皮切りに、国内およびアジアツアーを計画している。
会見に出席したヒントンは「お笑いの方々も学校に顔を出して!いらっしゃ~い」と落語家、桂文枝(70)のものまねであいさつ。多彩な才能の一端を披露し、ダンスとお笑いの化学反応を期待させた。
司会のフット後藤は「いつか“ブロードウェーに午後2時入り”なんて日が来るかも」と、ダンスでの世界進出に便乗する気満々。ボケ担当の岩尾望(38)は「ダンスをやらないと食べていけなくなる日がくるかも」と吉本の業務替え?に戦々恐々としていた。
昨年12月14日から大阪・なんばグランド花月でロングラン上演されていたヒントン主演・演出のソング&ダンスショー「アメリカン・バラエティ・バン!」は、14日が千秋楽。今度は聖地ブロードウェーに向けて、吉本が大きな舵を切る。
元記事 : サンケイスポーツ 配信日時 : 2014.-02-14 05:07