マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の未発表音源をティンバランド(Timbaland)ら人気プロデューサーたちが手を加えた“新作”『Xscape』が13日に発売になったが、以前に音源がリークしていたマイケルとジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)とのコラボレーション曲について、Epic Recordsのトップであり、『Xscape』のエグゼクティヴ・プロデューサーを務めたL.A.・リード(L.A. Reid)がリリースの可能性を示唆した。
まだ、『Xscape』についての発表がなされていない昨年8月の時点で、ティンバランドはマイケル・ジャクソンの未発表曲をプロデュースすると宣言していたが、その数週間前には、『Xscape』に収録された“Slave To The Rhythm”にジャスティン・ビーバーが参加した音源がインターネット上に流出。当時、ビーバーは「これからの展開が楽しみだ」などと何らかのコラボが行われることを示唆してたものの、マイケル・ジャクソン・エステート側からは「正式に許可を得た音源ではない」との説明が出され、流出音源も削除されていた。
L.A.・リードは、2011年までIsland Def Jam Music Groupの社長を務めており、ビーバーをIsland Recordsに契約した人物でもある。Access Hollywoodのインタビューに応じたL.A.・リードは、このビーバーとのコラボ音源について訊ねられると、「私はジャスティンを契約したから、彼を守らなくてはという意識がある。だが、“Slave 2 The Rhythm”に参加させることについては、私の指示ではなかった……。音源が流出しなければ、そのまま収録される可能性もあったかもしれないが」と語った。しかし続けて、「ジャスティン・ビーバーとマイケルでとてもスペシャルなことをやる予定だ」とコメントし、「ということは、ジャスティン・ビーバーとマイケル・ジャクソンが一緒に歌う曲が、マイケルの今後のリリースの中で発表される?」と質問されると、「そう思うよ」と返答した。
ここ最近は、マイアミ市内で飲酒運転などの疑いで逮捕されたのに続き、カナダのトロントでは暴行罪に問われ、つい先日も女性から携帯電話を強奪しようとしたとしてLA警察が捜査を始めるなど、すっかりゴシップ記事を騒がせるトラブルメイカーという印象のジャスティン・ビーバーだが、実現すれば話題のコラボとなりそうだ。もっともL.A.・リードは、いつどのような形でリリースするつもりなのか、具体的なことは明かしていない。“Slave To The Rhythm”は元々、LA・リードがベイビーフェイス(Babyface)と共に『Dangerous』のために1989年に制作するも未発表となっていたもの。『Xscape』ではティンバランドがプロデュースした新バージョンが収録された。
なお、13日に発売になったマイケル・ジャクソン『Xscape』は、発売日の売り上げから日曜までにおよそ14万枚のセールスを見込んでおり、人気ロック・バンド、ブラック・キーズ(The Black Keys)のニュー・アルバム『Turn Blue』と全米チャート初登場1位争いをするものと見られている。現時点では、ブラック・キーズ『Turn Blue』の初週セールスの推計はおよそ15万枚で、ブラック・キーズのほうが優勢のようだ。
元記事 : bmr 配信日時 : 2014-05-15 21:39