アルテリッカしんゆり・川崎芸術祭の中、3連休の最終日4月30日新百合ヶ丘21ホールにてZEROコンテスト神奈川が開催された。
KIDS、GENERALともに様々な個性を持ち備えるチームが多く見応えのあるコンテストとなっていた。
KIDS部門では、接戦となった戦いの中でもLOL K!DZが高い経験値と実力で堂々たるパフォーマンスを魅せていた。kanamywは、2人組と少ない構成ながら1人が怪我をしている状況の中、素晴らしいBREAKINを魅せ、怪我をしてるとは思えないパワームーヴを魅せていた!そして、中でもこの日一番の踊りをみせたのはMIKE。全員合わせた自作の衣装を身に纏い、小柄ながら勢いのあるHIPHOPを魅せ、独特な空気をみせるMIKEの踊りにはジャッジもオーディエンスも魅了されていた。
GENERAL部門では、様々なジャンルのチームのエントリーがある中、SWING TOP STARS☆が安定したパフォーマンスを魅せており、タイムマシーンとしても活躍するSADOの2人が独特な世界感を魅せ、ジャッジとオーディエンスを惹き付けていた。そして、この日一番のパフォーマンスを魅せたのは、DANCE@HEROなどでも活躍をみせていたVICTORIA。キレと勢いのあるJAZZを魅せ、ジャッジの心を見事に掴み、優勝の座を手にした。
KIDS
Winner:MIKE
むちゃくちゃ嬉しいです!
みんな自分らしく楽しく踊れてすごく気持ちよかったので、良かったです。
2nd PLACE:Kanamyw
怪我をしていて不安もたくさんありましたが、ダンスの小技が失敗してしまったところがあったので、そこは今後直して優勝出来るようにしたいです。
お互い自分たちの思い通りに踊れないところがって、賞に入れるかどうかも不安だったので、こうやって2位に入れてすごく嬉しいです。ありがとうございました。
3rd PLACE:LOL K!DZ
お疲れ様です!新ネタでは初のコンテストでした。
賞を取れたこともすごく嬉しいし、今先生は妊娠されているのに頑張って作ってくれたネタなので、もっともっとパワーアップして頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。
GENERAL
Winner:VICTORIA
ありがとうございます!さっき録画した映像を見て「まだまだだな」と思って、「練習し直しだね」みたいな感じだったんですよ。
でもみんな高校生になって、やっと同じコンテストに出られるようになったので、ここからだと思っています。
最初に出たコンテストでこの結果を頂けたので、ここからノリにノッて頑張っていきたいと思います。
2nd:SADO
嬉しいんですけど、自分達のスキルがまだ足りないと話していたので、またスキルアップして挑戦したいと思います。次は優勝狙って頑張ります!
3rd:SWING TOP STARS☆
ちょっと悔しいですね。それだけです。
ZERO CONTESTでは3回賞を取っているんですが、全部3位なんですよ。だから今日こそはと臨んだんですけど…「またか」と言うと失礼かもしれないですけど。
自分達を超えたかったので…ダメでしたね。
SPECIAL PRIZE (特別賞) :BIFFLE
びっくりです。絶対入賞しないと思っていたので、踊り終わった後に3人で「ああ駄目だ」と話していたんですよ。
次のネタの事をずっと考えていたので、びっくりしています。ありがとうございます。
【JUDGE コメント】
YASS (Beat Buddy Boi)
お疲れ様でした!全体を通して思ったことが1つ。振り付けに追われているチームが多いという事を感じたんですね。
コンテストだからルーティーンがあって全部をみんなで合わせますよね。曲を聴いて余裕を持って踊っている人があまり居なかったと思いました。
チームとしても個人としても、それぞれ自分がカッコいいと思うことをやって、
それを見てる人が「カッコいい」と思ってくれるといいので、その辺りをもっと追求して欲しいなと思いましたね。
SHIN (TOKYO FOOTWORKZ)
お疲れ様でした。今日のチーム数はそんなに多くなかったですけど「結構上手いな」と。
全体的に踊れる子が多いなという印象だったんですけど、やっぱり入賞したチームとそうじゃないチームの差を感じたというか、
作品の作り方で、やりたいことを分かり易くやっているチームとそうでないチームとの差だと思うんですよ。入賞したチームは最後まで目を離せなかったチームでした。なので、隙がないように作品を作るといいのかなと思います。JUDGEになったつもりで、自分のチームを点数つけるぐらいの気持ちで見るといいかもしれないですね。
RYUZY (Let’s Boogie)
全体的な印象としては、グルーヴの部分ですかね。もちろん振りなので手とか色んな部分が合っていれば良いという点もあるんですけど、どういう気持ちでそれぞれが音を取っているのか
そういう部分を合わせるともっと自然と1つのものになって来ると思います。一人だけ盛り上がっていても、端の人が気を抜いていたらやっぱりバランスが崩れてきたりしますし。どういう気持ちを込めてここを踊っているのかとか、そういう部分が一個一個繋がってきて、取りたい音がハマって来ると思うんですよ。
いい音だけを拾っても、攻めに来てるだけで、肝心なダンスの部分であるグルーヴとかフレーバーの部分が消えてしまうので、緩急をつけた方がいいです。
やっぱり魅せたい部分でハッキリ動きを魅せた方が結果に繋がって来ると思うんですよね。
あとはそこにチームのカラーだったり、自分達が何でこのジャンルをやっているのかという部分です。
基本的なところがしっかり出来るのか、スキル・リズム・グルーヴの一個一個をしっかりする事も重要だと思うので、そういう部分をもう一回見直してみて下さい。
あとは会場が変わるような空気感ですね。選曲もあると思うんですけど、そういうのが自分達でしっくりくれば良い部分に繋がって来ると思います。感覚としては出場しないと分からないと思うので、挑戦し続けてください。
OHJI
皆さんお疲れ様でした。
勝った人達を見ると、やっぱり作り込んで来ているなというのが分かると思うんです。入賞しなかった人達が作り込んでいなかったわけではないんですけど、入賞した人より多分練習量が少なかったのかもしれないですし。僕達がダンスを始めた頃よりも、みんなすごく上手いと思うんですよ。こんな小さい子達までが大人顔負けで踊るぐらいなんだから、みんなとにかく上手いんですけど、
チームになると微妙に音に入って行くタイミングがみんな違っていたりとか、そういう部分をチームとして1つにして行かないとだと思います。
形が違っても、入って行くアプローチさえ一緒だったらグルーヴを感じるんですね。でも入っていくタイミングが合わないと、カウントで踊っているのがすごく見えちゃうんですよ。
そういうところを、今日入賞しなかった人達はもう一回練習してみて下さい。
そうすると、チームとしてのチームワークがすごく良くなると思うので、是非やってみて欲しいなと思います。
勝った人達は賞をもらったと思うんですけど、どこか1つマンネリ化しているところがないかもう一回練習して下さい。すごくもったいない人達が多かったんですよ。
それから、B-GIRLのKanamywを今日初めて見たんですけど、僕は大満足です。すごいです。
優勝することが目標だと思うんですけど、記憶に残るダンサーになるというのも1つだと思うので、皆さん一層努力して下さい。ありがとうございました。