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【スマホアプリ】動物園でノリノリダンス!

ドット絵で描かれたゾウが、ミラーボールの下に佇むアイコン。「Flappy Bird」以来、ドット絵キャラクターがアイコンになっているだけで「はいはい、また模倣アプリね」とスルーするクセがついていて、iOS「Disco Zoo」もスルー一直線タイトルの1つだった。

 しかしよくよく見れば、配信するのはタワー建設シミュレーション「Tiny Tower」で一躍名を挙げたアメリカのデベロッパー、NimbleBit。信頼できるデベロッパーが、チンケな模倣アプリを作るはずがない! と思ったら、やっぱりその通りだった!

 「Disco Zoo」は、「Tiny Tower」の住民たちよりもさらにちっこい動物たちが主役のシミュレーションゲーム。動物園をテーマとしており、ゲームは動物探索パートと園内管理パートにわかれている。探索パートで動物を発見できれば園にその動物が追加され、園内がどんどん賑やかになっていく。探索には資金が必要だが、動物からは「1分につき3コイン」のように資金が獲得でき、動物の種類を増やせば増やすほど短時間で多くの資金が得られるようになっていく。

 探索では、簡単なスクラッチゲームが展開される。5×5マスの中にウサギなら4つのウサギ、ウマなら3つのウマといったように動物マスが隠されており、10回のチャンスの中で対象動物のすべてのマスをオープンできたら、その動物を獲得できる。

 隠されたマスは完全なランダムではなく、例えばウサギなら直線で4つ、ブタなら2×2マスの4つと動物ごとに決まったパターンがあり、1つでも動物マスを見つけられればそれがヒントとなって、慣れれば比較的簡単に動物が手に入る。動物は同種類で5体揃えるごとに動物レベルが上がっていくので、種類が被るのも気にせずどんどん発見していける。

 探索パートのテンポもいいが、園内管理に戻ってもテンポがいい。園内では動物が種類ごとに仕切られてワラワラと動き回っているが、一定時間が経過すると「睡眠」状態になって資金を生み出さなくなってしまう。動物はワンタップで起きるのでなにも苦労はないが、種類が増えてくると時間差で続々と動物が寝ていき、起こす作業が結構忙しくなってくる(放っておいてもペナルティはない)。

 また画面を眺めていると、時折来場者から喜びの一言コメントとともに投げ銭があり、現われたコインをタップすれば資金に追加できる。ほかにも動物がほかの柵に逃げ出すことがあるのでそれを連れ戻すイベントが発生するなど、なかなか慌ただしい園内だ。

 そしてタイトルにもある通り、この動物園ではディスコパーティーを開催できる。パーティーは資金獲得のブーストとして機能し、パーティーが始まると寝ている動物が一気に起きるほか、動物からの獲得資金が2倍になる。画面はショウアップされ、BGMはもちろんディスコ。画面内のスタッフもお客さんも動物たちも、ノリノリでダンスをはじめる。一見ナンセンスな動物園とディスコという組み合わせが、違和感ないどころか楽しげにゲームに落とし込まれていて、実にシャレている。

 画面を眺めているだけでとりあえず何かしら起きるので見ていて飽きないし、どんどん動物を見つけていきたくなる。何よりドット絵で表現された動物と来園者が、本当にかわいらしい。動物好きでゲーム好きなら間違いなくオススメ。よくやったNimbleBit!

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元記事 : GAME Watch 配信日時 : 2014-03-06