iTunes Storeでの新記録を樹立するなどビヨンセ(Beyonce)のニュー・アルバム『Beyonce』が大ヒットを記録しているが、発売から一週間で100万ダウンロードを売り上げていることが明らかになった。また米Billboardチャートでも数々の記録を早速打ち出している。
12月13日、事前の告知は一切なしで、iTunes独占先行で“サプライズ”リリースされたビヨンセの新作『Beyonce』は、世界104ヵ国でiTunesチャート1位を獲得、発売からわずか3日で、世界で82万8,773DLを記録し、iTunes Storeにおける史上最速セールスとなった。Huffing Postによると、西海岸標準時の18日11時15分に、iTunesでの世界セールスが100万ダウンロードを突破したという。
『Beyonce』は、アメリカでは3日間で61万7,213DLを売り上げ、こちらも米iTunes Storeでの最速記録をたたき出し、今週の全米チャートで初登場1位に登場。デジタル・セールスだけで全米チャート1位になったのは、2010年のハイチ地震における復興支援チャリティ・コンピ『Hope For Haiti Now』(初週およそ17万1000DL)以来、史上2作目。また1週目のデジタル・セールスについても、レディー・ガガ(Lady Gaga)の『Born This Way』(およそ66万2000DL))に続く史上2位となるが、ガガの場合はiTunes以外の配信売り上げも換算されるほか、Amazon MP3で99セント(およそ100円)という叩き売りしてセールスを伸ばしたこともあり、3日間のiTunesのみのセールスとなるビヨンセとは比較しがたい面がある。
また、ビヨンセは、『Beyonce』でスタジオ・アルバムが5作連続の1位。デビュー作から5作連続で1位となったのはこれまで、ラッパーのDMXと、フォーク・グループのキングストン・トリオ(Kingston Trio)の2組のみで、ビヨンセが3例目に。また61万7,213DLという数字は本国アメリカにおける『B’Day』のおよそ54万1000枚をデジタル・セールスのみで上回った形となり、彼女のキャリアにおいて史上最高の初動セールスとなっているほか、一週間以内でのセールスとしてはジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)『The 20/20 Experience』(およそ96万8000枚)、エミネム(Eminem)『The Marshall Mathers LP 2』(およそ79万2000枚)、ドレイク(Drake)『Nothing Was The Same』(およそ65万8000枚)に次ぐ今年4番目の記録であり、また年間トータル・セールスでも早々に24位にランクインしている。
なお『Beyonce』はCD+DVDのフィジカルでも発売される予定で、アメリカでは18日から20日の間に店舗に入荷されるとのこと。日本でも大型レコード店で今月末にも入荷される見込み。
元記事 : bmr 配信日時 : 2013-12-19 16:55