NEWS

ビヨンセが新作『Beyonce』をiTunesで緊急リリース!

以前から制作が伝えられるも、発売日が一向に発表されてこなかったビヨンセ(Beyonce)のニュー・アルバム『Beyonce』が13日、iTunesで緊急リリースされた。

先日は、所属するColumbia RecordsのCEOが来年に向けたリリース予定について語る中で、「もちろん、ビヨンセ(の新作)もあるタイミングで出る。記念碑的な作品になるだろう」とコメントしていたため、2014年のリリースになるかと思われていたが、12月13日に何の予告もなしにiTunesでセルフ・タイトルとなる新作『Beyonce』が発売となった。今回のこのアルバムは、「ビジュアル・アルバム」とされており、14曲のアルバムに加えて、この14曲+αのミュージック・ビデオで構成。ビヨンセの公式YouTubeチャンネルでも、全曲30秒ずつのプレビュー映像が公開されている。ビヨンセが各地でビデオの撮影をしている様子は明らかになっていたが、このための撮影だったようだ。

新作には、夫ジェイ・Z(Jay Z)との共演曲“Drunk In Love”などのほかに、ドレイク(Drake)、フランク・オーシャン(Frank Ocean)がゲスト参加。アルバムの最後には愛娘ブルー・アイヴィー(Blue Ivy)の声が入る“Blue”が収録されている。また制作陣には以前から伝えられていたとおり、ティンバランド(Timbaland)、ファレル(Pharrell)、ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)、ザ・ドリーム(Terius “The-Dream” Nash)らのほかに、ライアン・テダー(Ryan Tedder)、ディーテイル(Detail)、ヒット・ボーイ(Hit-Boy)らが参加。ミゲル(Miguel)も“Rockets”のソングライターとして参加している。またアルバムには、ペプシのコマーシャルにも使用され、ライブでもすでに披露されていたティンバランド制作の“Grown Woman”のミュージック・ビデオがボーナス・トラックとして付属。3月に発表されていた“Bow Down”は“Flawless”にタイトルが改められている一方、H&Mのコマーシャルに使用された“Standing On The Sun”などは未収録となっている。

ビヨンセはこの突然のリリースについて、「完成させたから、出しましょうっていう感じはいやだったの。もうそういうのには飽きたわ。私はファンに直接語りかけることができるし、『もうすぐ新作が出るわよ』ってメッセージを出したくなかった。私とファンの準備ができたら、出す。そういう風にしたかったの」と説明。以前にファレルも、ビヨンセの新作について、準備が出来たらリリースされるとコメントしていた。また、「ビジュアル・アルバム」になった理由については、マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)“Thriller”の長編ビデオを初めて見たときの衝撃にインスパイアされたようで、「世界に入り込んでしまうような、あの体験が恋しかったの。今の人たちは、iPodに入ってる曲を数秒聞くだけでしょう。全体を聴こうとしない。シングルばかり」と語っている。

元記事 : bmr 配信日時 : 2013-12-13 17:10