人気ラッパーのバスタ・ライムス(Busta Rhymes)が、予告どおりQティップ(Q-Tip)とのコラボレーション作となるミックステープ『The Abstract And The Dragon』を12月12日に無料公開した。
11月になって、Qティップに加えてカニエ・ウェスト(Kanye West)とリル・ウェイン(Lil Wayne)もゲスト参加した新曲“Thank You”をリリースしたバスタ・ライムスは、その11月に行われたカニエの北米ツアーのニューヨーク公演に出演したQティップのグループ、ア・トライブ・コールド・クエスト(A Tribe Called Quest)のステージにサプライズ・ゲストで参加、共に“Scenario”を披露するなどでファンを歓喜させたが、11月末になって、 リリースを予告していたミックステープが、そのQティップとのコラボ作になることを発表。先日明らかにさらたアートワークでは、“Scenario”が収録されたア・トライブ・コールド・クエストの名作『The Low End Theory』を彷彿とさせるデザインとなっており、さらにファンの期待を加熱させたが、そのコラボ・ミックステープ『The Abstract And The Dragon』がついに発表された。
バスタが「これはみんなへのギフト」とコメントするように、新曲や、“Thank You”のキッド・カプリ(Kid Capri)による新リミックスなどに加えて、ア・トライブ・コールド・クエストの“Scenario”や“God Lives Through”、Qティップの“Vibrant Thing”といったクラシックも収録。90年代から度々コラボしてきたバスタとQティップ/ATCQの集大成的な作品とも言え、アルバムの最後は“Scenario”と“Scenario (Remix)”で締めくくっている。来年は両者共にソロ新作をリリースする予定で、Qティップは久々の新作『Zulu Guru』を、バスタ・ライムスは以前から制作が伝えられる『E.L.E.2 (Extinction Level Event 2)』を準備中。なおバスタ・ライムスは、2011年11月にバードマン(Birdman)率いるCash Money Recordsと自身のレーベルConglomerate Records、そして正式サービス開始直後だったクラウド音楽サービスGoogle Musicとのジョイント・ベンチャー契約を発表し、昨年8月には豪華アーティストが参加した新作『Year Of The Dragon』をGoogle Playで無料でリリースしている。
元記事 : bmr 配信日時 : 2013-12-12 16:53