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DANCE@LIVE SEASON7 FINAL とストリートダンスのこれから

DANCE@TALK カリスマカンタロー

いよいよ4月に入り弊社も年に一度の大一番であるDANCE@LIVE両国国技館を今年も開催します。
もう1年経ったのかとただ時が過ぎる早さに驚くばかりです。
昨年の開催は、震災の影響もあり本当に苦しみ抜き、悩みに悩んだんですが、結果として開催しました。
結果、本当に多くの方に応援して頂くことで無事に開催することができました。本当にありがとうございました。
来て頂いたお客さんやダンサーの声の心から救われました。
昨年のDANCE@LIVE FINALで集まった募金で物資を買い現地に向かったことも鮮明に覚えています。自分たちでやれること、これからも続けていきます。
今年も残るところ約2週間となってきました。本当にあっという間です。

僕たちアノマリーは何故DANCE@LIVEをここまでの規模にまで展開してきたのでしょうか?

それには大きな理由があります。
ダンスをもっと身近になる様にして、もっと多くの人にダンスの素晴らしさを、カッコ良さを、そしてダンスで繋がる素晴らしさを知って欲しいからです。
こんなシーンが埋もれていては、ただただもったいなさ過ぎる。これはキッカケさえあれば必ずメインストリームになると信じ続けて今まで会社を9年間やってきました!
ダンスシーンそのものはもっと昔から存在します。
でも今まではみんなのダンスではなく、一部のダンスマニアの為のシーンでした。
それはそれでカッコいいものです。そこにしかないものでした。
しかしながら、これほどのシーンにおいて活躍してるにも関わらず地位の低さ、そして何よりも市民権を得てないが為に起こる不条理なことが沢山ありました。
まずはこのシーンを理解してもらうことから全てが始まると考えました。
『知ってもらうことから始めよう』この言葉が両国国技館で始める為のキーワードでした。
当初、DANCE@LIVEが3年目の時はまだまだイベント規模では3000人程のコアなマーケットでしたが、この時に英断しました。
今年の決勝は国技館でやる!と。
10000人入る会場で開催する恐さで、もちろん反対者しかいませんでした(笑)。
でも訳のわからない自信がありました。
先に人数で会場を決めるのではなく、会場を決めれば勝手に大きくなっていく、いや成らざるを得ない!と思っていたのです。
結果反対を押し切り、赤字とわかりながらも国技館で開催したのを今でも鮮明に覚えています!
今思うと、よく国技館で5年前の段階で踏み込んだなと驚きますがそれがあったから今のシーンの拡大にも繋がってる、一役を買っているだろうと思っています。

何故国技館にこだわったのか。
答えは簡単です。
みんな知っているからです。
おじいちゃんも、おばあちゃんも、お父さんも、お母さんも、息子も、娘も、従姉妹も、親戚も、両国国技館という場所は知っています。
「あ~、相撲の所ね!」
と、よくわからなくても相撲と言えばわかります。
相撲は国技ですよね?ダンスも国技にしちゃえばいいんです!っていう勢いで国技館でした。

でも、今時代はどうですか?
あらゆる所にダンスが存在していて、むしろダンス無しは考えられなくなってきましたね。
社会現象になるそのどれもがダンスであることも多い今日この頃。
そして、最近もう毎日の様にあちらこちらで騒がれているダンスの教育化!
ずっと昔からダンスをやっている人達からすると、こんなにびっくりすることはありません。

え?学校でHIPHOP?え???

ですよホント。
今年はストリートダンスの新しい年になります。
ダンスなんて言葉を発してなかった方々までダンス!ダンス!言っているのです!

ここで重要なのは、そういう時代背景もありながらも、僕たちは何故ダンスで生きる道を選んだのか?です。
流行るのはいいこと、教育素晴らしい。

でもダンスの本質は?

ダンスで自分を見つめなおして、自分に自信がつき、そして他の人達とのコミュニケーションがどんな勉強よりも出来る様になる!

僕はこれだと思います。
ダンスで出会った仲間は最高です。ダンスで知り合う人達は人種を超えます。ダンスをすれば世界中どこでもみんなが立ち止まり、笑顔になるのです。
こんな幸せなことをライフワークに出来る喜び、最高ですよホント。

教育になったり色々な人がダンスに向けば向く程色々な問題も出てきます。
でも、それはシーンの拡大には付き物、むしろ必要な要素です。
ある種システマチックになることで、今まで不可能だったことがどんどん可能になります。
今までは一部の人達のコミュニティーで楽しんでいたダンスが、一気に開放されてみんなで楽しめる様になるのです。
あとはその中でそれぞれが思う大事なものでライフワークを築いていけばいいと思います。

芸術を高めるもよし、アーティストを目指すもよし、インストラクター、スタジオ経営、ボランティア活動、楽しませるダンス活動、大会運営、プロデュース、振付け、トラック制作、ダンス整体、ダンサ-専門カフェ、コンテンツ制作、ダンスファン、ダイエットでダンス、、、もう沢山浮かび過ぎてわかりません。

自分の思うがままにダンスを楽しめばいいのです。

僕はこのアノマリーという会社で実現したい大きな夢があります。
ダンスを通して知り合ったコミュニティを繋ぎ、言葉がいらないダンスで世界を繋ぎ、みんなが楽しめるダンスエンターテイメントを創ることです!
市場は決して日本だけを見ていません。
これからは日本だけを見ていては非常に厳しくなっていきます。これは最近誰もが感じていることでしょう。
ソーシャルで繋がって来た現在において、もはや国々での価値観が急速に変わって来ていること。
そんな世の中で求められているのは、結局はみんなで交流が出来るコミュニケーションツールなんだと僕は考えます。
そのツールの最大のコンテンツがエンターテイメントです。
エンターテイメントは国を超えて人々を楽しませます。ライフワークをより一層楽しくさせることが出来るのです。
世の中には世界を楽しませるエンターテイメントは既にいくつも存在しています。
サッカー、野球、F-1、アーティスト、映画、アミューズメントパーク、他にもあるでしょう。
でもダンスこそ、僕は世界で最も多くの人達が、文化を超えて楽しめるエンターテイメントだと確信しています。
他のどんなエンターテイメントよりもずっと昔からあるダンス。
そして、国々のスタイルがあり、そこには常に音楽、そしてファッションが存在します。
言葉が通じなくてもダンスで笑顔にできることをダンスをしてる人はみんな知っています。
人間の本能なのでしょうね。

今まで何故誰もこのダンスを最高のエンターテイメントとして世界No1のエンターテイメントとして育て上げなかったのでしょうか。
僕は今、その時代に生きていて、ダンスで仕事を出来ているというこのタイミングだからこそ、人生をかけて頑張れるのです!
もちろん僕が動くだけで、一気に出来上がるというようなことは一切思ってません。
いつでも新しい世界が出来上がる時は自然発生的に盛り上がって構築されていきます。
今回の教育もそのきっかけの1つでしょうし、ソーシャルで世界がつながっていくことも1つでしょう。
Youtubeやニコ動のような動画配信サイトの存在が登場してきたことによる奇跡もあるでしょう。
今までダンスを悩ましていた音楽権利の問題も、影響力という意味でダンスと共存共栄になって来てると考えています。一昔前では権利の侵害と見られていたことも今ではむしろ認めた方がより広がるということが当たり前になって来ています。
ボーカロイドの概念も素晴らしいです。権利を超えて、繋がりから生まれた価値あるモノに対し、評価が上がり経済圏を作り出していくそういう時代。
益々ダンスとの相性がいいです。

誰がなんと言おうと、これからはストリートダンスの時代です!
もうこれは言い切ります!
3年前とは大違いです!
そして今、数多くあるダンスのジャンルも、その垣根を越えてそれぞれが繁栄していける時代に突入です。
そんな奇跡のタイミングで今年4月に開催される世界最大規模のストリートダンスのフェスがDANCE@LIVE SEASON7 FINALです!

この日はバトルだけではなく、ダンスでそれぞれの各世代が楽しめるように、まさに幕の内弁当の様に、ギッシリ詰め込みました!
とにもかくにも一度来てみてください!
何故か自然とワクワクしてしまうはずです!
ただ、この空間を創るのは、主催者でもなく、企業でもなく、ダンサーだけでもなく、会場にいるみんなで創り上げるのです!
だから楽しくなれるのです。

もう一方的に楽しむだけではなくなったダンスの世界の1つの形を是非見に来て体験してみてください!
みんなが楽しめるようアノマリースタッフ一同精一杯楽しみながら頑張ります!!!

よろしくお願いします。

長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

カリスマカンタロー

DANCE@LIVE SEASON7 FINAL 特設ウェブサイト