EVENT REPORT

G-SHOCK SHOCK THE WORLD 2012 IN JAPAN REAL TOUGHNESS TOKYO

G-SHOCK SHOCK THE WORLD 2012 IN JAPAN REAL TOUGHNESS TOKYO

2012年夏、全国の主要都市で開催され熱いバトルを繰り広げたREAL TOUGHNESSが東京・六本木ヒルズアリーナにてFINALを迎えた。
ストリートに根ざしたファッション・アート・ミュージックカルチャーをミックスした真のタフネスを伝えるフィールドをつくり出すエクストリームイベント「REAL TOUGHNESS」。BMX、DANCE、SKATEBOARDの国内外で選ばれた競技者たちがイルミネーション輝く師走の東京・六本木に集い最終決戦を繰り広げ、さらには90’Sのレジェンドが放つヒップホップミュージック、バトルサウンド、ショーケースと見逃せない内容となっていた。
BMX FLATLAND BATTLEでは、全12名が参加。予選は3人×4組に分かれてそれぞれ5分間のトライアングルバトルを行い、各組から1名が勝ち抜けし、準決勝ではその4名が1ON1形式で4分間戦い2名が決勝へ。世界大会優勝経験を持つ選手が多く参加した中、木場慎一内野洋平森崎弘也の日本人3名に加え、世界トップレベルのテクニックを持つ、Viki Gomezが準決勝へと勝ち進む。多くの観客が見守る中、この日優勝を手にしたのは安定したトリックとハイセンスなパフォーマンスを見せ続けた内野洋平となった。

会場のセクションを大きく使うBMX STREET JAMでは、海外選手2名と日本人選手10名の全12名が参加する。
スピードや高さ、技の完成度だけでなく、人を惹き付けるスタイルが重要視される中、ジャッジ、観客を魅了したNathan Williams松本 謙勅使河原大地比嘉勝太の4名勝ち上がり、限られた時間の中で、それぞれのテクニックを披露する。中でも圧巻の実力で最も会場を魅了していたのは昨年度覇者である松本謙。日本中、そして海外からも実力者が多く集まったこの舞台でも落ち着いたパフォーマンスを魅せ、2連覇を成し遂げる。

ヒップホップカルチャー黎明期から進化を続けるブレイクダンス2on2バトルでは、全8組によるバトルとなり、ダンススキルだけでなくオーディエンスを巻き込んだ真のタフネスが問われる戦いとなっていた。海外からは、世界的B-BOYのSmurf&Parada-GTATA&STRIPESが参戦。初戦からハイスキルかつ音にのせた抜群のパフォーマンスが飛び交う中、日本人離れした踊りを見せたRYOMA&YOSSHI、そしてKATSUYA&NORIが見事準決勝へ勝ち進み、海外勢を迎えうつ。音に乗せた踊りの中にも、世界レベルのトリックとパワームーブ、グルーブを持つ日本勢だったが、この日の会場の空気を掴み、多くの観客を魅了した海外勢に敗れてしまい、決勝は、見事TATA&STRIPESが制し最強の座を手にした。

全16名によるJAMセッションによるSKATEBOARD。予選では8名ずつ2戦行い、各組4名が勝ち抜ける。決勝では、予選を勝ち抜けた計8名が、15分間という限られた時間の中でトリックやメイク率などを競い、真のNo.1を決定する
戦いは、最高のトリックを魅せる者もいれば、出し切れない者もおり、波乱が巻き起こる展開に。決勝へと勝ち進んだ中では、日本人の活躍が目立つ。ハイスキルかつ危険なトリックにも臆する事なく自分を出し切ろうと、六本木ヒルズアリーナのセットを駆使し、オリジナルトリックを次々と決めていく。アクシデントもあり会場がどよめく場面もあったが、この日最も安定した滑りとパフォーマンスを魅せ、優勝の座を手にしたのは、瀬尻稜となった。

バトル以外にも豪華ゲストライブや、ゲストショーケースなどもあり、終始濃いコンテンツとなっており、来場者からの歓声も止む事なく、イベントは終わりを迎えた。