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「私はビリー・ジーンじゃない」ミキ・ハワード隠し子騒動で反論

以前DANCE@NEWSでも取り上げた「故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の隠し子」騒動について、B.ハワードの母親であるベテラン・ソウル・シンガーのミキ・ハワード(Miki Howard)が声明を発表した。

2010年7月にはアルバム『Genesis』でデビューしたB.ハワードは、その表情や容姿だけでなく、“Dancefloor”などマイケル・ジャクソンを彷彿とさせるサウンドと歌声で話題となり、アルバム発売前には日本で一部スポーツ紙が「マイケル・ジャクソンの隠し子がデビュー」と騒ぎ立てた。しかし、同年にアメリカで放送された音楽気ドキュメンタリー番組『Unsung』に出演したミキ・ハワードは、番組内でサイド・エフェクト(Side Effect)のリーダーであるオージー・ジョンソン(Augie Johnson)と交際していた過去を明かし、B.ハワード/ブランドン・ハワードは彼女が20歳のときに出産したオージーとの子だと話していた。

だが今年になって思わぬところから「マイケル・ジャクソンの隠し子」説が再燃。これは、FilmOn.TVが制作したドキュメンタリー番組の中でB.ハワードのDNAサンプルを入手し、勝手にDNA鑑定をして「99.9%」の可能性でマイケル・ジャクソンの子供であると分かったとゴシップ・メディアに伝え、マイケルとミキ・ハワードの子だと報じられたもの。DNA鑑定は、マイケル・ジャクソンが付けていた歯科用器具をオークションで手に入れ、そこからマイケルのDNAを採取したというビバリーヒルズの歯科医が行ったという。この報道についてB.ハワードはビデオ・コメントを発表し、「僕はマイケル・ジャクソンとのDNA鑑定なんて認めた覚えはない」、「この春、FilmOn.TVのドキュメンタリーの中で僕のDNAのサンプルを渡すことに同意したんだ。こんな風に使われるなんて思いもよらなかった」、「これまで一度も自分がマイケル・ジャクソンの息子であると主張したことはないし、遺産を狙う意思も一切ない」と断固否定。オージー・ジョンソンもメディアに現れ、「ブランドンは俺の息子だ」と主張し、DNA鑑定を受けてもかまわないと話していた。

そしてこの騒動について、母ミキ・ハワードが声明を発表。マイケルの父ジョー・ジャクソン(Joe Jackson)が80年代に彼女の代理人を務めたこともあり、「私は息子もジャクソン家も愛しています。ジャクソン家の人たちはとてもいい友達です。すばらしい人たちだし、私のキャリアを支えてくれました」とし、「私たちは誰も訴えていません」とコメント。そして、一部でミキ・ハワードが当時「ビリー」と呼ばれており、“Billie Jean”で歌われる「Billie Jean is not my lover」(ビリー・ジーンは僕の恋人じゃない)、「The kid is not my son」(その子は僕の子じゃない)はミキ・ハワードらについて歌ったものだと指摘されていることを受けて、声明の最後には「ともかく……私はビリー・ジーンじゃない!」とも主張している。

なおFilmOn.TVがビバリーヒルズの歯科医が所有するマイケル・ジャクソンの歯科用器具を使ってDNA鑑定したことについて、ゴシップサイトのTMZは、続報で、「99.9%の可能性で一致」とする鑑定結果が捏造だった可能性が強いと報道。実は最初に行った鑑定ではB.ハワードとの血縁関係にあるDNAは一切出てきておらず、すなわちB.ハワードがジャクソン家とは関係がないという結果だったという。この歯科医はこの鑑定結果に納得がいかず、アイルランドの別の研究所に鑑定を依頼し、B.ハワードと一致したという結果を得たとしているのだとか。

元記事 : bmr 配信日時 : 2014年3月14日 10:30