大学生の意地とプライドをかけた戦い、DANCE@RIZE Hokkaido vol.2が8月25日札幌市立大学桑園キャンパスにて開催された。vol.1で見事優勝に輝いたJunction5(北海道大学)や、準優勝のsex machines 2012(北海学園大学)なども参戦し、前回のvol,1より出場チーム数が若干減ったものの、それを感じさせない盛り上がりをみせた。
FINALをかけたポイント争いに差が出始めるvol.2。ベスト8は8チーム中、6チームが前回と同じ顔ぶれとなり、新たにSouth☆River(北海道大学)と初出場のDon.Le TAO(北星学園大学)がベスト8に駒を進めた。熱い戦いが繰り広げられるなか、Junction5、sex machines 2012、funky old man(北海道大学)、ガリガリちゃん(北海道大学)が前回同様ベスト4へ進出した。前回優勝のJunction5がガリガリちゃんを下し、前回準優勝のsex machines 2012がfunky old manに敗れ、決勝はJunction5とfunky old manの北海道大学対決となった。両チームからルーティンが次々と繰り出され、この日一番の盛り上がりとなった決勝を見事制したのは、lock・pop・hiphopの3ジャンルが融合したfunky old manだった。DANCE@RIZE Hokkaidoの予選は残すところ1回。獲得できるポイント数が一気に多くなるクライマックスを制し、見事ファイナルへの切符を掴む2チームはどこだ!?

JUDGE COMMENT

JUNIOR (HIGH LOW / BOOGIE DOWN NORTH PROUD)
思うことは、ルーティーンの大切さです。ルーティーンでこけると、ソロで盛り返すことってなかなか難しいです。相手が沸かしてきたとき、ソロで出るよりルーティーンのほうが心強い、そのときにいいルーティーンを出せるとそれだけで状況をひっくり返すことだってできる。今回はルーティンがよくなかったチームが多かったように思いました。そこらへんをもっと考えて、ルーティーンでチーム力を見せられると説得力のあるバトルが出来ると思います。

KASUMI(MOOPIN)
ここ1年でpopのレベルが上がっていて、今日それを改めて感じました。もう一つ、リズムが入っていない人がいるなって思いました。形とかポージングが奇麗な人は多いけど、そこにリズムがないと挙げられなかった。リズムが取れていても早取りっていう人もいて、やっぱりリズム練習が大切だなと思いました。女の人は男の人に比べてパワーで負けてしまうところがあるけど、そこを個性でカバーしていくというか、そういう説得力が必要だと思います。一つ一つの動きにこだわりを持つことで個性が出るので、そういう練習とか研究をしてみて下さい。

GENKI (PROMEMADE BBOYZ / SWC)
僕がジャッジするときにいつも思ってることなんですけど、ジャッジが変われば、結果も変わります。だから、今日僕らがジャッジした結果が必ずしも正しいと思わないで欲しいです。それからルーティーンについて話します。ベスト4まで残ったチームのルーティーンを観たらなんとなく分かると思うんですけど、ただ踊るだけっていうのじゃだめかなって。出るタイミングが大切で、後攻だと出やすいけど、先攻だと曲を聴いてからどのルーティーン出す？じゃ遅いです。だから、どのジャンルの曲がかかったらこのルーティーンで出るっていう練習が大切だと思います。先攻でスムーズにルーティーン出せたら、相手にかなりプレッシャーかけられるので先攻が有利になります。だから先攻後攻どっちもメリット生かせるといいと思います。