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ナズのドキュメンタリー映画、日本を含む世界配給契約を獲得か

いまやカリスマ・ラッパーとなったナズ(Nas)のデビュー作にしてヒップホップ・クラシックとなった『Illmatic』。今年で発売20周年を迎えた同作のドキュメンタリー映画『Time Is Illmatic』が、日本を含む世界配給契約を結んだと報じられている。

DJプレミア(DJ Premier)、Qティップ(Q-Tip)、ラージ・プロフェッサー(Large Professor)、ピート・ロック(Pete Rock)らが制作陣として参加、“Halftime”、“N.Y. State Of Mind”、“The World Is Yours”、“One Love”、“It Ain’t Hard To Tell”などのヒットを生み、The Source誌で最高の評価である「マイク5本」に認定されるなど名盤として親しまれる『Illmatic』。発売20周年を記念して、4月には20周年記念盤となる『Illmatic XX』がリリースされたが、同じく企画されたのが、当時いかに『Illmatic』が制作され、そして名盤となっていったかを追うドキュメンタリー映画『Time Is Illmatic』。4月16日、ニューヨークのトライベッカ映画祭でプレミア上映されたが、先日のカンヌ国際映画祭で、世界配給の契約がまとまったという。

Varietyが報じたところによると、今年のアカデミー賞で長編ドキュメンタリー映画賞を獲得した『シュガーマン 奇跡に愛された男』の北米配給に携わったことでも知られるSubmarine Entertainmentによって、オーストラリア/ニュージーランド、イギリス、ドイツ、イタリア、スカンジナビア、そして日本での世界配給が決まったという。具体的に日本ではパルコが配給するとVarietyは伝えている。北米での配給は、すでに先々週にTribeca Filmsが契約したことを発表しており、北米で10月に劇場公開とビデオ・オン・デマンドでの配信スタートを予定しているという。

元記事 : bmr 配信日時 : 2014-05-25 22:40