月7日に両A面シングル「愛ブルーム/RULE」でソロメジャーデビューする気鋭のラッパー、SKY-HI(AAA 日高光啓)が「RULE」のMVをYouTubeで公開した。
両A面のリード曲となる「愛ブルーム」のMVはすでに公開されており、既存のヒップホップの枠を超越する煌びやかかつポップなアプローチで話題を呼んでいる。そんな「愛ブルーム」に対し、「RULE」はSKY-HI自身が“両A面のうちのストイックサイド”と呼ぶとおり、SKY-HIとしてのラッパーキャリアにおけるストイシズムを体言したかのような楽曲となった。
メジャーシーンど真ん中のダンスグループ、AAAに所属しながらもヒップホップに傾倒し、夜な夜なクラブに通ってはラップスキルを磨いてきたという稀有な存在であるSKY-HIが、ラッパーとしての立ち位置を確かなものにしてソロメジャーデビューに至るまでの道のりは決して平坦ではなかったはず。稀有な存在であるがゆえの苦悩と葛藤。そのなかで自ら学びとった“自分のゲームは自分でRULE(=支配)しなければならない”というラッパー哲学を高らかに謡った楽曲が「RULE」だ。
「RULE」はMVの仕上がりもストイック。開発されたばかりのマッピング技術を採用し、東京の街中を軽やかに練り歩いた「愛ブルーム」とは一転、ワンシチュエーションでほぼSKY-HIのリップシーンだけで構成される直球勝負の内容になっている。とはいえ、序盤でシンプルなリップだけかと思いきや、徐々にSKY-HIの顔が汗のような水滴で濡れ始めていることに気付くだろう。次第に髪型は崩れ、Tシャツは肌に貼り付くほどになり、2番のサビに差しかかると大量の水が降り注ぎ、もはや“ずぶ濡れ”状態に。まさに、なりふり構わず突き進んできたSKY-HIのストイックな一面がそのまま表現されたようなMVになっている。
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元記事 : Yahooニュース 配信日時 : 2013-07-30 08:01