スキンヘッドにサングラス。“いかつい”風貌のラッパーが、時事問題やアイドルなどを幅広く語るTBSのラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(土曜午後10時)が話題を集めている。パーソナリティーの宇多丸(44)は「ラッパーがヒップホップだけを語るとはかぎらない。そういう固定観念を持つ人に『膝かっくん』するような番組です」と話している。
同番組は平成19年、「ちょっとひねった音楽情報番組」としてスタート。音楽はもちろん、時事問題や身近に起きたハプニング、人気のアニメなど話題は多岐にわたる。特に映画には造詣が深く、深掘りした評論には定評がある。
アイドルの熱愛が発覚した際には「緊急討論」と題してゲストとアイドル論を交わしたり、時には国語辞典を読み比べて特徴を分析したり…。そんな「ラッパーらしからぬ」内容のギャップと熱いトークが人気を集め、昨年末の同時間帯の40代男性の聴取率調査では首位を獲得した。
AMラジオというメディアについて「テレビより自由度が高く、ネットより孤立していない、ちょうどいいあんばいのフィールド」と分析する宇多丸。「ネットとラジオは親和性が高い。作業しながらや、radiko(ラジコ)で散歩しながらでも聞ける。まずは気軽に聞いてほしい」と話している。
元記事 : Yahoo!ニュース 配信日時 : 2013-08-29 21:00