現在のダンスシーンで数多くのフォロアーを集めるFEMALE HIPHOP TEAM「VIGOROUS LADIES」。HIPHOPの音楽、ファッション、ダンススタイルに至るまで様々なものを混ぜあわせ1つの新しい形をシーンに打ち出した。様々なダンススタイルを経験した5人のメンバーそれぞれの個性がクロスオーバーしたセンス溢れるパフォーマンスには多くのオーディエンスが釘付けになった。新たな時代を切り開くFEMALE HIPHOP TEAM「VIGOROUS LADIES」が今、アツイ!!!
- Question
- チームを組んだきっかけは?
- SAYA
- SAYA&RIEというチームを組んでいて、相方のRIEと去年の1月くらいから話していた事で、2人の夢があったんですね。
今の2人でも全然良いけど、大きなステージに立った時にもっと迫力を出したいし、ヤバイ作品を作りたいと考えた時に、女の子だけのHIPHOPチームを大勢でやりたい!という話になったところから始まりました。
そんな矢先にRIEが妊娠して、そこから個人的な方向性を考えるようになりましたね。
RIEはRIEのCREW、SAYAはSAYAのCREWというのを作りたいと考えていて、RIEはQUEEN OF SWAGをやっているんですけど、SAYAのCREWを考えている時にタイミング良くDANCE@HEROの話が来たので「これは運命なんじゃないかな」と思い、そのタイミングで組んだメンバーがVIGOROUS LADIESになりました。自分たちのダンスのことを”NO RULE HIPHOP”と言っているんですけど、「HIPHOPに定義はないチーム」を作ることを1番大事にしています。今、オールドスクールとニュースクールを分けちゃう人が結構多いと思うんですよ。同じようにミドルスクールと言われるものも。ニュースクールもいろいろある中でSWAG、DOGGYのスタイルを分けてチームにする人などが多いと感じます。
全部がひとまとめというわけじゃないけど、HIPHOPはなんでもありだと思うんですよ。LOCKとかJAZZとは違ってHIPHOPはもっと自由なジャンルだと思っているので、自分らのスタイルを確立しつつ、オールドスクールもニュースクールも混ぜあわせてひとまとめにしたチームを作りたいというところから、どんどん自分達のスタイルをクリエイトする感じになりました。メンバーはいろんなジャンルが出来る子達なので、それをHIPHOPにしながらクリエイトしていって、VIGOROUS LADIESのスタイルを作り上げていきたいと思います。ダンサーとかだけでなく、そうではない一般の人たちにもっとHIPHOPのダンスを好きになってもらいたいですし、見せていきたいですね。
- Question
- VIGOROUS LADIESのチーム名に込められた意味は?
- SAYA
- VIGOROUSは、精神的に強いとか、カッコイイとか、最高というようないろんな意味があって、表向きの強いではなくて中身から強いという意味での精神力の強さが、メンバー1人1人にあるなと思ったのでVIGOROUSにしました。LADIESは自分たちが見た目とか中身とかも含めて、Girl’sじゃなくてLADIESの方がしっくりくるのでその単語を選んだという感じです。
- Question
- なぜDANCE@HEROに挑戦しようと思ったのですか?
- SAYA
- DANCE@HEROの主旨が最初は正直分からず自分達の気持ちだけでやっていましたね。審査員の人からの言葉を受けて、もっと一般の人に分かりやすい作品を本当は作らなきゃいけないんだなと思っていたんですけど、本当に自分達がやりたいことはそこではないので、出て行くにつれて自分達の葛藤と戦いました。もっと作品みたいなネタを作ったほうがいいのかと、出演者の誰もが思っていたと思うんです。本当は改善しなきゃいけなかったと思いますけど、そこで揺らいで本当にやって良かったと思えるかを考えました。自分達のしたいことは、どんな事を言われようが批判されようが、少しでも多くの人、特に女の子にVIGOROUS LADIESの踊りを見て「HIPHOPやりたいな」とか「女でもこういうHIPHOPやっていいんだ!なんでもいいんだ!」みたいな事を思ってくれる人が1人でもいたら嬉しい、自分たちが本当にしたいことと伝えたいことを貫いきました。それが伝わったと感じるときもあったので出演して良かったと思っています。
- Question
- 現在のダンスシーンに思うことはなんですか?
- SAYA
- ダンスシーンに感じる事は悲しいということですね。クラブがどんどん潰れていってるじゃないですか。私は良いことも悪いことも、音楽を1番好きになれる場所もダンサーにとってはクラブだと思うんですよ。それをスタジオとかストリート以外で強く感じられるのはクラブで、DJがいて、みんなと仲良くなれる場所もコミュニティーが取ることができます。そういう場所が今日本で潰れていくことを「なんでだろう」と考えて、ダンサーで改善して行けばもっと良いクラブが出来るんじゃないかなと1人で勝手に考えています(笑)。これから先が長いキッズや下の子達のために少しでも良い環境を作ってあげるのが大人たちの役目だと思うので、若手の私達だったり上の方々だったりで、良いシーンを作っていければと思っています。今はスタジオだけになっていると思うのですが、それも全然ありだと思います。私が小学生のときはスピーカー1個持って練習して、いろんな人のダンスを見て真似するところから始まりました。当たり前の環境を作り過ぎて教えすぎると、逆に「こうしないとダメなんじゃないか?」と思ってしまうキッズもいると思います。だからラフさも知って欲しいし、普通にダンスを楽しめる場所とか仲間を作ったりもして欲しいです。私が一番に大事にしていることは仲間です。仲間を作ってワイワイやってダンス遊びをするというところに、ダンスの意味があるんじゃないかなと思います。キッズの子達にはそういう仲間や場所を作って行って欲しいし、そうできる環境を作っていければと思います。
- Question
- 今後の目標はなんですか?
- SAYA
- VIGOROUS LADIESとしては、ミュージックビデオを作りたいです。世界に知れ渡るようになるには、そういうのをコツコツやって行くべきなんだと思うんですけど、そういうチームが日本には少ないんじゃないかと思います。個人として世界にコミュニティを作る事も頑張って行きたいです。またHIPHOPの女の子たちが今すごい少ないので、レペゼン日本を大事にしながらワールドワイドに広げて行きたいです。
- Question
- 最後に
- SAYA
- とりあえずダンスは楽しみましょう!VIGOROUS LADIESで大事にしている事は、さっきも言いましたけど、”NO RULE HIPHOP”です!
楽しんで仲間とワイワイやっていくというところに意味があります。なので一緒に踊りましょう!BIG LOVE!!
VIGOROUS LADIES
SAYA
ママに小さい時ダンススクールに連れて行かれたことです。ママと一緒に5年間LOCKをやっていました(笑)
HIPHOPは中学生のときにLAに行って、向こうのHIPHOPを見たときにめちゃくちゃ衝撃をうけて、そこから黒人のダンスばっかりをマネしてHIPHOPを好きになりましたね。
YACHIN
もともと器械体操をやっていましたが、表現力をつけるためにストリートダンスを始めました。
初めて教えてもらったのが7DOWN8UPPERのSHINJIさんで、そこから「ずっとSHINJIさんみたいなダンスやりたい」と方向転換して、それがきっかけでストリートダンスをやっている感じです。
愛香
5歳から18歳くらいまでクラシックバレエをやっていましたが親友の発表会を見に行った時に「こっちのほうがいい!」と思いました。
バレエをやっている時からHIPHOPが好きだったんですよ、本当にカッコ良くて。その曲で踊れるから幸せです!
manami
お母さんがWhitney HoustonとJanet Jackson がすごく好きで、それをいろいろ聞いていたりPVを見たりしていて、「カッコイイな、やりたいな」と思って始めました。音楽は小さい時から聞いていましたけど、始めたのは高校1年生の時です。
MIRAI
ナインティンナインの岡村さんのダンスをテレビで見て自分もやりたくて始めました。
歴史も深いしグルーヴとか他のジャンルにはないような動きとかをどんどん知って行ったら楽しくなって今はHIPHOPが1番好きです!