11人目

2013年度の社員になる子からプレゼントもらいました。
この子は今大学三年生で、バイトで来てもう1年くらいになるのかな。
バイトでの頑張りなどもあり、2013年度の新卒としてアノマリーの一員として迎え入れることにしたんです。
3年生の夏頃に早々と内定を出したので、喜んでくれました。
良かったです。

社員を一人迎え入れるということ。

これは、その子の人生の一部を預かると言うこと。

まだ会社は正社員は俺入れて10人。それに常駐のバイトの子が3人の13人で今の(株)アノマリーは毎日働いています。
その中の一人が今回大学を卒業後我が社アノマリーへ入社する。
さっきも書いたけど、これは責任のあることなのです。
今までも何人かこの会社に中途採用だったり、新卒だったりと数名だけ入った人がいます。
しかし、俺の未熟さにより辞めて頂いたり、自ら辞めたりということがありました。
その都度、寂しい思いになるのです。

やっぱりきつい状況の中の仲間です。その仲間と社長である俺の理想と理念を一緒に目指す、それが会社です。
そう、社長がその会社の全ての舵を取り、あとは仲間が全力でそれをサポートする。
その歯車が合えば合う程、スピードもパワーも増し、夢の実現へ向けて進みます。
そう、一人たりとも欠けさせたくはありません。
今までに欠けてしまった数名は俺が未熟だったことからです。力量が足りなかった。細部まで見れなかった。。。
今回この子を受け入れることを決めたんですが、社員になるまでにまだ時間が1年以上あるので、それまでに色々と経験を積ませようと思っています。

今までアノマリーは俺が営業のトップであり、他の社員がそのサポート。という体制でした。
もう気付けばアノマリーは8年目を超え、あと半年で9年になります。
あっという間でした。
今やっていることは相当多岐に渡ります。

イベントを国技館で行うまでになりました。
テレビ番組まで持てるようになりました。
キッズの養成も出来る様になりました。
多方面でプロデュースをさせて頂く様になりました。
沢山の企業様と仕事を一緒にさせていただくことになりました。
沢山の仲間が増えました。
会社もカリスマビルというふざけた、しかしながら夢がある社屋にまでなんとか来れています。
社員も結婚者が現れ、子供が出来ました。
取締役の大将もつい先日結婚しました。
来年結婚する者もいます。
そう、アノマリーのメンバーもどんどん守るべきものが多くなり、そして俺も守るべきものが多く大きくなってきました。

そんな時に、2013年度に社員になる子から、ある一冊の本をプレゼントされました。

そう11人目の社員から。

『社長、これよかったら読んでください。俺が入ると10人を超すんで。。。』
その本は、会社が10人の社員を超えた社長に読んで欲しいというそのままの本でした。
10人というのがターニングポイントだということは前から知っていました。
10人までは、上手く行っていてもその先は、中々行かず、30人の壁、50人、100人、500人とそれぞれに壁があるんですが、その第一ステップ10人というのがキーなんです。
10人の会社の予測売上規模も、ほぼ例とした会社と同じでした。
月に本を大体5冊くらい読む様にしています。以前は20冊は色々と読んでいましたが、どの本も結局は同じことを書いてるんですね。
まあ、似たような本ばかりを選んでるのでしょうが、大体成功者の本、経済学者、真理、マーケットの類いは詰まる所同じことを言っています。
なので、最近は流し読みでも頭に入ってくるのです。
今回の本は気軽に読め、でも今読んでおいて良かったと思いました。
この本を読んで心にズシン、と大きな軸が今までの軸にプラスされました。

それは
俺は今のまま突き抜けすぎるくらい突き抜けて、頭の中に考えてる構想を熱く熱く語り、多方面に仲間を増やし実現していき、まずは家族に社員に仲間にと付いて来てくれてるみんなを幸せにすることを一番に、そしてその全体を応援してくれてるフォロワーのみんなを幸せにすること。

これに尽きます。

俺はダンスのことを考えないで仕事をしたことは基本ありません。
ダンスの練習が出来なくても、ダンス中心の生活をしているつもりです。だってダンスの会社だもん。
今みんな頑張っています。

そう、それぞれの得意な分野で、頑張っています。
イベントオーガナイズが得意な人
キッズに教えるのが得意な人
スタジオを経営するのが得意な人
カルチャーを育てるのが得意な人
ダンスの練習できるスペースなどを作れる人
ダンスで人を魅了することが得意な人。
ダンスで人を笑わせる、楽しませることが得意な人。
ダンスで泣かせることが得意な人。

俯瞰でそのダンス界を見ることが出来てマーケットを拡大させることが出来る人。

そのどれもがシーン拡大には重要です。
そう、良いも悪いも無いのです。
悪いのはあえて言うなら、自分の否定をすること。かな。
俺は、物事を俯瞰で見れるという能力が長けてる人がシーンの拡大、マーケットを形成する先陣を切れると思っています。
どういったシーンが出来れば、みんながより良くなるのか。それを3年先、5年先、10年先まで見れる千里眼とでも言いますか。
今の時代を作ってる人、みんな凄いですよね。
先月無くなったジョブスなんか最もな例でしょう。彼の頭の中にあったiPhoneが世の中の携帯から、ビジネスモデルから変えてしまった。。。
もちろん例を挙げたらキリがありません。
日本では孫さんが目立っていますね。賛否両論あるんでしょうが時代を動かしてるのは間違いありません。
どんなシーンにおいても革命児は必要です。またそれをサポートする仲間が必要不可欠です。

こんな王道をテーマにしてるのが今や国民的なマンガでもあるONE PIECE。

主人公が道を切り開き、周りがそれを支える。
主人公はひたすらに夢を追いかける。
こういった王道であり、世の中の真理的な部分もあるからこそこのマンガはこれだけの支持を得てるんじゃないでしょうか。

話を戻しますが、今のダンスシーンは大きく2012年度に変わるでしょう。

いや、変えなきゃいけないのです。

今やあらゆる分野の方々にまで注目を受けるまでに育って来たダンス業界ですが、本当の意味でまだ業界とまでは言える規模ではありません。
曖昧な部分が多かったからです。

しかしながら各業界からこのダンス界に参入してくるであろう2012年度は、今までのシーンとは大きく異なります。
試される時でもあります。
また、ここまでに拡大したキッズシーンの先、道を今の大人が責任感を持って、夢を持って、熱い想いをもって育てていかなければなりません。
今のダンスシーンの、あれがダメ、これがダメって言いたいことを言えばキリがないでしょう。だが、もうそんなレベルでは無いのです。
この2012年度に大きく変えなければ、またいつこのチャンスが来るかわかりません。

発表会はダンスじゃねえ?
昔は良かった?
コンテストはどうなの?
バトルって勝手にクラブで行うものでしょ?
クラブショーが一番でしょ!
音、歴史を知るべし!
ダンサーの歴史を大事に。
ダンスは見るよりPLAYすることだな。
クラブイベントが最高!
全然知らないダンサーが先生は無いでしょ?
遅刻する有名ダンサーよりしっかりした先生に教えてもらいたい。
カッコいい。
今のメジャーシーンださい。
韓流ダンスが好き。
アイドルダンスが好き。
アメリカが好き!
アメリカナイズより日本IZM大事にしようぜ。
俺はコアで行く!
世界的なダンサーが一番でしょ!
あいつ実力ないのに。
世界取っても厳しいよね。
これ知ってないとHIPHOPじゃないでしょ!
習い事でダンスやり始めた。
ダンスが教育になるんだよ、日本は。

なんて沢山の意見が飛び交っています。全てそれぞれにとってダンスなのです。自分にとってのダンス界なのです。
自分のいる場所を基本軸として意見を言うので、他を良く見れません。
シーンを一度揺さぶり、大きくするにはこれらを大きく理解する俯瞰な目、ここが重要です。

そう、どの意見もそれぞれに正しいのです。その中で自分のポジションをみんな築いていくから社会が成り立つ。
ことダンス界では、それぞれに役割が確立していきます。
今までは、そのポジショニングが、役割が、出来る範囲つまり影響力を世の中に発信出来る力がダンス界の住人は他の業界と比べて小さかったんです。
でも、この影響力を大きく変換することが出来るのが2012年度だと俺は思っています。
みんな否定から始めず、それぞれを認めることから始め、いい所を見つけていこう!
そうすると確実に視野が広がるのでもっと力を発揮出来ると思う。

2012年度に仕掛けることはもういくつも頭にありますが、そのことを元旦過ぎて発表しようかなと思っています。

宣言に近いかな。
俺がどこまで先を考えて今アノマリーを頑張っているか、そのビジョンを少しでも多くの方に知ってもらい賛同をしてもらえたら嬉しいなと思います!
多くの応援者がいれば、その夢も加速するでしょうね。

1つ言えることは、

例え踊れなくても上手く無くても、俺はダンスが好きだという気持ちは誰にも負けない。