KIDS
この1年で活躍したダンサーが一堂に会する年末の祭典『MASTERPIECE』。その中のメインとなるダンスコンテスト部門の1枠出場権をかけて闘うZERO CONTEST AUTUMNは熾烈な争いとなった。過去最多のエントリー、そして過去最高のレベルの高さとなり全国からキッズダンサーが集結し優勝を争った。ハイレベルなだけに拮抗した状態が続くAブロック、子どもらしい表現で全身で踊りきったBIG BEANS!。体の効きくヒップホップを見せるXー RIZE。音楽の細かい部分に対して猛烈にハメきったMINI HATなど好チームが続いた。その均衡を破ぶりAブロックで圧倒的な高得点をたたき出したのは、独特なエスニックな雰囲気と独創的な踊り、そしてアクロバットで魅せたBerangKatだった。そして一際レベルが高くなったBブロック、入賞チームだけではなく、Deep lusterが静の部分のヒップホップで独自のスタイルを見せると、Knownは新しい挑戦をしヒップホップを踊り意外性をみせる。THE BOYZは自分の好きなど真ん中のスタイルを貫き大混戦となる。その混戦の中、頭一つ飛び出したのはこの日一番のパッションを会場を伝えたFunky人形!ヒットから繰り出される内から込められたパワーで圧倒し会場と審査員に勢いを伝えた。しかいその流れを更に押し戻したのはJEWEL。作品の音楽もコンテストぽいような激しい曲ではなくグルーブ感のある自分達のカラーが光る曲をチョイス。音楽に合わせて様々な音のとり方、独特の動きにアプローチする中で、ダンスと遊びを絶妙なバランスでマッチングさせた。結果、過去最高のエントリー数のハイレベルな争いをJEWELが制し、MASTER PIECEへの出演を決定させ2010年のキッズの最高傑作への挑戦権を手に入れた。
GENERAL
様々な世代が入り乱れての記録的ハイレベルな争い!
近年、関東の中で最高レベルと言っても過言ではないほど熾烈を極めた今大会のGENERAL部門では大学生、高校生、大人の様々な世代や層が入り交じりかつてないレベルになった。まず1部1発目から魅せてくれたのはBIG BANG!!の優勝チームであるizer!。その後も脳内3P、EartH、ROOTONE、BOOCOLORS、Per.、B.J-JOKER、KIMARION、OBJECTION!!、FLAILLなどの若い世代がハイレベルのSHOWを見せて、その後に控える実力者にプレシャーをかけた。BブロックではDANCE ATTACKの全国大会で準優勝の成績をもつピーポーパーポーがクレイジーでクリエーティブな振りの中にテクニックを織りまぜて、自分達にしかできないダンスを魅せた。Bブロックでこのコンテストのレベルを一気に跳ね上げたのは4チーム。まずその火蓋をきったのはルーツクルー、圧倒的な構成力と表現力は世界レベルであり前身のチームを受け継ぐ完成度を見せた。そして続く舞踊者は繊細なボディーコントロールで職人芸とも言えるポッピンを見せ2人ながらに舞台を上手に使い会場を大いにわかせた。続くHOMEBOYは自らのこだわりの選曲と振りで自らの世界観を見せ切りスタイリッシュに踊りきった。そんな中で文句なしの優勝を決めたのはフォーマーアクションのマドカとQUIGHTのTACがタッグを組んだZETA。テクニック、パワー、チームワーク、パッション、などのストリートダンスに必要な様々な要素を全てが見事に織りまぜられ、まさにMASTERPIECE(最高傑作)の名に相応しいSHOWCASEをみせたZETA。練り込まれた構成とダンス、溢れ出すパッションで会場のテンションは一気に最高潮に達し、ZERO CONTESTで史上初となる120点満点という最高得点を叩きだした。